●所有天中殺から、家族との関わりをみてみた
こんにちは、坂井快衣、けいです。
我が家は４人家族ですが、その家族を所有天中殺別に分類すると
夫・・・寅卯天中殺
息子とわたし・・・申酉天中殺
娘・・・戌亥天中殺
となります。
息子とわたしは同一天中殺ですから、今春に息子が大学進学して家を離れるまで、本当に一心同体だったと思います(;^_^A
幼少期から、わたしと息子とのど派手な喧嘩は数知れず。
そんな時、夫は「そんな家庭に不和をもたらすなんて・・」というような嫌な顔 ｂｙ寅卯天中殺所有者
娘は「あー、明日の学校の用意をしなきゃ！」というような我関せず ｂｙ戌亥天中殺所有者
しかし、どれだけ激しい親子喧嘩をしても、彼とわたしの運命は互いにピッタリとくっつき、共にに笑い、共にに泣き、一緒に戦い、共に喧嘩をしながら濃厚な18年間を過ごしました。
でも、物理的に離れたら、寂しいけれども、同時にすごくホッとしています。
彼を愛しているのは変わりありませんが、宿命的にずっと一緒にいるべきではない！と当初から分かっていたため、大学進学を契機に何が何でも別離する！と決めていました。
それが、実に上手くいって、大きな肩の荷が下りたのでした。
彼も、面倒くさい母親の元を離れ、今は生き生きと過ごしているようです＾＾
ちなみに、申酉天中殺所有者というのは、【常に家庭の座を中殺】されている人達のことです。
安息地である家庭を中殺されていることから、心は常に真反対の仕事や社会の方へ向いています。
とにかく家庭でジッとしていられず、何かしら社会と接点を持っていないと耐えられませぬ。
で、家庭で不安定な妻の場合、妻なのに家計簿をつけるのが苦手で、子育てを学校や塾にお任せにしてしまい、配偶者との関係を仕事のように扱ってしまうから、どうしても家族から不満が出てしまうのです。
まぁ、自分のクセを予め分かっていたので、意識して修正していけば良い訳でして・・・かなーり苦労しますた。
次に、我が家の娘さんは【戌亥天中殺所有者】です。
戌亥天中殺所有者というのは、【常に現実的な立場を中殺】されている人達のことです。
現実的な立場というのは、家庭内の立ち位置だったり、学校や職場における立ち位置など、現時点で自分の置かれているポジションを表し
その場所を常に中殺され不安定なので、現実的な対処が不得手になり、所在なさげ、心はどんどん真反対の【心の世界】に向いていきます。
この場合の【心の世界】とは、本人の夢だったり、空想の世界を表し、決して哲学的なものや修業的なもの、真理の探究のような小難しいものではありません。
いつも何となく「こうなったらいいなー」「こんな世界で生きたいなー」と漠然とした夢や空想を巡らせ、放っておくと、どんどん現実無視の夢美ちゃんになってしまいます。
すると、我が家の娘さんの場合は、どんなに「今の成績はここだから、志望校へ行きたいのなら、これ位点数を伸ばさないと」とか
「今からもう少し頻繁に塾に通わないと、期限までに映像授業が見終わらないよ！」と現実を伝えても
「あー・・わかった、わかった」と面倒くさそうに口先だけで言い続け、本当ににっちもさっちもいかないところまで、嫌なものを放置し続けてしまうのです。
志望校も塾も「行く！」と新学期に宣言したのは彼女自身で、断じて親の強制ではありません。
むしろ親は、「自分でリサーチしてここなら行きたいと思えるところを探しなさい」と伝え、高校受験当時は志望校を下げる進言までしたくらい・・・
ちなみに、彼女のこの傾向は幼少期からありました(;^_^A
↑の解決方法は、他の命式の星を活用して、自尊心をくすぐったり、親の方が熱く夢を語ったり、時には厳しく追い込んだり、まぁいろいろです。
最後は受験を【お祭り】のように家族でワッショイワッショイ大騒ぎして応援していましたｗ
あと、戌亥天中殺所有者は、なかなか現実を直視しないので、早く対処しなければならないトラブルに対しても、「今辛抱していれば、いずれ何とかなるんじゃない？」などと事態を楽観視して行動が遅れがちになります。
問題の放置は、後で自分の首を絞めるだけなんだぞ！ということを理解していただく必要があるのです。
次に、我が家の夫さんは【寅卯天中殺所有者】です。
寅卯天中殺所有者というのは、【常に社会や仕事の座を中殺】されている人達のことです。
変化が激しく、精神的な消耗の激しい外の世界が中殺されているため、心は常に安息地である家庭や私的生活の方に向いています。
決して現実を無視して役目を欠かすようなことはありませんが、仕事はどちらかといえば保守的であり、過去を変化させて発展成長させるアグレッシブさはありません。
（命式の要素によっては、多少の思考傾向は変わりますが・・大枠では上記の通りです。）
仕事は、過去からの流れを守り、安全に次代に業務を受け継ぐ形となりますので、小さな組織ですと、少々物足りない人物と見られる場合があります。
家庭では、家系を大切にし、物事すべてを守り育てようとしますし、何より家庭を安らぎの場にしたいと考えます。
そのため、妻が家庭で不安定だったり、仕事にかまけて家族を後回しにする人の場合、そこで大きな価値観のズレが発生します。
ただし、ものは考えようで
夫が家計管理が得意であれば、家計管理をお願いし、してもらっていることに対して感謝をする
夫が外の付き合いがあまり得意でなければ、妻ができる範囲で家庭外の交流を担当する
夫が家庭内のトラブルをとにかく避けたがる人であれば、子どもの躾は妻が一手に引き受け、夫を最後の砦にしまっておく
という風に、お互いの天中殺の得意不得意を、意識して補い合うように持っていけたら、モウマンタイ（無問題）になります。
寅卯天中殺所有者は、仕事に関しても、大きな組織で働けば安全に既存の仕事を着実にこなすとして厚い信頼を得ることができますが、それには【家庭の安定】が欠かせませぬ。
こうして、個々の宿命に持つ天中殺一つをとっても、人の特徴は大きく現れます。そして
家庭にジックリとどまれない人を、家庭に押し込めることはできない
アグレッシブな成長戦略を取れない人を、顧客の新規開拓部署に配属させても良い結果は得られない
現実対応が苦手な人に、物事の後始末をさせようとしても自分で判断し解決することができない
自分や自社の成長成功ばかり夢中になる人に、安定や堅実さを求めることはできない
合理性ばかり追求し淡々と現場の仕事をこなす人に、明るい将来の夢や希望を想像させることはできない
と、人には絶対的に不得手な事が存在し、できないものを、できる人レベルに押し上げることはほぼ不可能なのです。
そしたら、自分が相手に対して、ちょっとだけ考え方を変えるとか、相手にちょっとだけ修正できそうな部分があれば、相手に努力してもらえるようにお願いするなど
少しずつ、少しずつ、試みを繰り返し、歩み寄るしか方法はありません。
そして、６天中殺の個性は以下のように役立ちます。
戌亥天中殺所有者の持つ夢や空想するクセや、へこたれなさは、現実に押しつぶされそうになっている暗黒を歩む人間にとって、大いに救いになるだろうし
申酉天中殺所有者の落ち着きのない行動力は、あまり動かない世界の淀んだ空気の一掃になる
辰巳天中殺所有者の成長戦略は、小さな組織の起爆剤となり大化けして大きな経済を掴む可能性が高まる
寅卯天中殺の家庭の保守は、家族の幸せ、ひいては子ども達の健やかな成長に寄与するし
子丑天中殺所有者のパワーあふれる開拓精神は、無から有を生み出す原動力に繋がる
午未天中殺所有者の合理的で落ち着きのある行動は、感情的になりやすい組織問題の解決に大いに役に立つ
なかなか面白いと思いませんか？
同じ天中殺でも、悪く見えたり、良く見えたりする。
今、皆さまが置かれている環境で、人間関係の悩みトラブルがあった際は、お相手とご自身の持つ【天中殺】を見比べて
解決方法を模索するもよし
見比べてみてこりゃ無理だ！と、潔く離れるのもよし
時には相手の急所を見つけ出し、戦いを選択するのも良いかもしれません
なお、上記を選択する際は
「これまで、自分が考えておらず、やったことがなかったもの」
を選ぶようにして下さいね！
応援しています！
ご質問があれば、
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