●過去、現在、未来 あなたはどれを重視する人ですか?(2)
こんにちは、坂井快衣、けいです。
前回のつづきです。
前回では、陰陽五行を用いて、人は、①過去思考、②現在思考、③未来思考 のどれかに該当することを、図を用いつつ、①の過去思考と②の現在思考までをご説明いたしました。
まだ(1)をお読みでない方は、先に上記リンクから(1)をお読みいただいた後、改めてこちらに戻ってきていただけたらと思います。
今回は③の未来思考についてお話したいと思います。
③【未来思考】
日柱十二運星【胎】【建禄】【帝旺】【絶】の4つです。
思考が常に、自分のゴール(=未来)から逆算して、今の立ち位置を見つめるという、逆算的思考の持ち主です。
現在思考が必ずしも成果が出るとは思っておらず、未来から現在までを逆算しつつ、計画を立ててから実行に移すという思考の持ち主であり、実行までにいささか時間がかかります。
【論理・知性型】なので、慎重かつ理屈が多く、エビデンスのない話はあまり聞く耳を持ちません。また、まるで自分で自分を納得させるように起承転結で話をする人が多いです。
ちなみに【感性・情緒型】は前置きが異常に長く尻すぼみな傾向、【結果・行動型】は結論だけを端的に短く話す傾向があります。
常に翌日以降の未来に目を向けるので、失敗しても立ち直りが早いことが特徴です。
●日柱十二運星の中で【胎】が表出する干支(すべて根なし)
【丙子】・・水の旺地に存在する火性→ 子は真冬、冬は丙にとって最弱の季節
→現在の諦観から、常に未来に意識が向く
【壬午】・・火の旺地に存在する水性→午は真夏、夏は壬にとって最弱の季節
→現在の諦観から、常に未来に意識が向く
【丁亥】・・水性の初頭に存在する火性→亥は初冬、冬は丁にとって最弱の季節であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が丁にとって勢いが少しずつ増す季節である春<木>・・期待)
→現在の諦観と未来への期待から、ますます未来に意識が向く
【戊子】・・水の旺地に存在する土性→子は真冬、冬は戊にとって最弱の季節
→現在の諦観から、常に未来に意識が向く
【癸巳】・・火の初頭に存在する水性→巳は初夏、夏は癸にとって最弱の季節であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が癸にとって勢いが少しずつ増す季節である秋<金>・・期待)
→現在の諦観と未来への期待から、ますます未来に意識が向く
【己亥】・・水の初頭に存在する土性→亥は初冬、冬は己にとって最弱の季節であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が己にとって勢いが少しずつ増す季節である春<木>・・期待)
→現在の諦観と未来への期待から、ますます未来に意識が向く
※ちなみに、【胎】は6干支中、丙子を除く5干支すべてが異常干支です。
●日柱十二運星の中で【建禄】が表出する干支(すべて根あり)
【甲寅】・・木性の旺地に存在する木性→寅は初春、春は甲にとって最強の季節だが一歩手前であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が甲にとって旺地から急激に弱体化し始める季節である夏<火>・・不安)
→現在が最強の一歩手前、現在にも強いが未来にも意識が向く
【乙卯】・・木性の旺地に存在する木性→卯は仲春、春は乙にとって最強の季節だが一歩手前
→現在が最強の一歩手前、現在にも強いが未来にも意識が向く
【庚申】・・金性の旺地に存在する金性→申は初秋、秋は庚にとって最強の季節だが一歩手前であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が庚にとって旺地から急激に弱体化し始める季節である冬<水>・・不安)
→現在が最強の一歩手前、現在にも強いが未来にも意識が向く
【辛酉】・・金性の旺地に存在する金性→酉は仲秋、秋は辛にとって最強の季節だが一歩手前
→現在が最強の一歩手前、現在にも強いが未来に意識が向く
●日柱十二運星の中で【帝旺】が表出する干支(すべて根あり)
【己巳】・・火性の初頭に存在する土性→巳は初夏、夏は己にとって最強の季節であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が己にとって少しづつ弱体化し始める秋<金>・・不安)
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来への不安もあり、未来を注視すると共に、わずかながら過去にも意識が向く
【丙午】・・火性の旺地に存在する火性→午は真夏、夏は丙にとって最強の季節
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来に期待を向ける
【壬子】・・水性の旺地に存在する水性→子は真冬、冬は壬にとって最強の季節
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来に期待を向ける
【丁巳】・・火性の旺地に存在する火性→巳は初夏、夏は丁にとって最強の季節であり、プラス、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が丁にとって少しづつ弱体化し始める秋<金>・・不安)
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来への不安もあり、未来を注視すると共に、わずかながら過去にも意識が向く
【戊午】・・火性の旺地に存在する土性→午は真夏、夏は戊にとって最強の季節
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来に期待を向ける
【癸亥】・・水性の旺地に存在する水性→亥は初冬、冬は癸にとって最強の季節であり、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が癸にとって少しづつ弱体化し始める春<木>・・不安)
→現在が最強、後は下がるだけの状態、未来への不安もあり、未来を注視すると共に、わずかながら過去にも意識が向く
●日柱十二運星の中で【絶】が表出する干支(すべて根なし)
【甲申】・・金性の旺地に存在する木性→申は初秋、秋は甲にとって最弱の季節であり、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が甲にとって少しずつ勢いが少しずつ増す冬<水>・・期待>
→現在が最弱の状態、未来への期待と共に、現在、過去、未来と思考が目まぐるしく動く
【乙酉】・・金性の旺地に存在する木性→酉は仲秋、秋は乙にとって最弱の季節
→現在が最弱の状態、現在、過去、未来と思考が目まぐるしく動く
【庚寅】・・木性の旺地に存在する金性→寅は初春、春は庚にとって最弱の季節であり、蔵干には一つ先の季節が存在(次の未来が庚にとって少しずつ勢いが少しずつ増す季節である<夏>・・期待>
→現在が最弱の状態、未来への期待と共に、現在、過去、未来と思考が目まぐるしく動く
【辛卯】・・木性の旺地に存在する金性→卯は仲春、春は辛にとって最弱の季節
→現在が最弱の状態、現在、過去、未来と思考が目まぐるしく動く
<※実は【絶】の場合は、思考傾向が、他の十二運星とはずいぶん違います・・・。
イメージとしては、夜空に星が瞬くように、思考が点在しており、パッと閃いたことをその場で話すため、一貫性に乏しい傾向があります。しかし天才的閃きが素晴らしいのが特徴です。>
干支と思考の偏りについては以上になります。
こうしてまとめてみて、今更ながらに気づいたのですが・・・
上の図の真ん中の赤丸の内円外円の違いなのですが、地支が土性のみの【感性・情緒型】を除けば
内円→ 地支が全部【木性】春もしくは【金性】秋
外円→ 地支が全部【火性】夏もしくは【水性】冬
とハッキリ別れていました。
で、赤丸の外側と内側の違いとは、以前もご紹介したことのある、下記の図の通り。
地支は、無意識の行為行動傾向を表します。
だから、地支の
【木性】や【金性】は、対人警戒型であり
【水性】や【火性】は、対人無警戒型
そして【土性】は、対人接触型とでもいいましょうか・・・。
あと、天干に対しても傾向をまとめてみると
【木性】【金性】グループと【水性】【火性】グループはハッキリ傾向が現れます。
【木性】や【金性】が天干の人は、基本的スタンスで「自分が中心でありたい」「権威、成功を求める」と孤高傾向やスタンドプレィ傾向が強く
【水性】や【火性】が天干の人は、基本スタンスでまず「人は人、自分は自分」という考えがベースにあり、集団の中に入れば「一緒にがんばろう」「楽しくやろう」「協力しよう」と、人との融和傾向が現れます。
すると、融和傾向のある天干【壬】が、対人警戒型の【申】を地支に持つと
集団の中で意識上では、「みんなと協力しなきゃ」と思うのですが、いざ無意識の行動は、対人への警戒心マックスで口数が少なく目つきが鋭くなる・・かと思えば
普段、あまり積極的に人と交流しようとしないのに、仕方なくイベントなんかに参加した時は、「みんなと仲良くしなきゃ」といきなり人懐っこく、むしろ積極的に働くなど、場を盛り上げようと頑張る現象が現れるのです。
とまぁ、長々といろいろ書いてしまいましたが・・・
今回のブログはちょっとマニアック過ぎたかも知れませんねーorz
ご清聴ありがとうございました!
※現在、無料ブログ鑑定は中止しております。
四柱推命や算命学は、宿命・相性診断・100年の運気の流れ・親子問題・夫婦問題・嫁姑問題・子どもの才能を伸ばす・結婚・離婚・婚活・就活などでお役に立てます。
|
( このブログが良いと思われる方は、ぜひ上の2つのボタンを1回ずつクリックお願いします)