●大運天中殺の陰転は、必ずしもあなたの怠惰や努力不足が原因ではない
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こんにちは、坂井快衣、けいです。
大運天中殺については、これまで色々な形でお伝えしてきましたし、他のサイトや書籍にも解説がありますので、初めからの説明は控えますが、簡単に書きますと
【現実世界で、自分のウツワを超えて超絶お金持ちになったり、世間から注目されまくり地位や名誉を与えられることもあるし、
(ですが、陽転度合いが低空飛行の場合は、得られるものもそれなりになります。
また、大運天中殺の陽転には反面、突然に、お金や名誉をはく奪され、世間から後ろ指を差され続ける、急逝するリスクもセット済みになります・・・なんせ、運気の枠が取っ払われている訳ですから。)
はたまた、世間からほとんど注目を浴びず、孤独と寂しさに耐え、お金も地位も名誉もなく、いくら頑張っても浮上するとっかかりすらなく、よどんだ空気感の中苦しみジッと忍び続ける】
という期間であり、その現象は特に働き盛りの20代~40代の大運天中殺に顕著に現れます。
そのように大運天中殺の期間は
①努力次第で大きく【世間からの注目】【お金】ががっぽり入るが、15年経った以降、それらを以前の身の丈まで放出しないと、全部が奪われて、当初の立ち位置よりもっと下に落ちてしまう
(それ以前にも、その他の要素で落ちる時は落ちます・・・何があるか分からない、それが大運天中殺なのです。)
②最初からお金や注目など皆無で、世間から放置され、そもそも浮上するきっかけが見つからないし、与えられない。現実を求めてあがくと、運気はもっと降下する
のニ択となるのです。
ですが、大運天中殺はすべて現実世界の【金銭】【物質】のあるなしがメインの問題でして、本人の幸せの感じ方とは全く関係がありません。
③では、孤独に耐えながら、人々の優しさに涙することもあれば、他人から傷つけられることで、人の痛みを知ることもありますし、今日も無事に3食にありつけ、温かい布団に入ることに幸せを見出すこともできます。
それに、淡々と学問を身につけ、芸術性を磨くこともできます。
(ただし、③の場合、大運天中殺中にお金や物を求めるのは、陰転度合いを強めるだけになりますので、欲を捨てる必要があります。)
ちなみに①の【金銭がっぽり】は、正しいお金の稼ぎ方とは限らず、他人の不幸を蜜にしたり、詐欺や裏金など、邪な稼ぎ方をする場合もあるでしょうし
②の【当初よりもっと下に転落】とは、調子に乗り過ぎて欲望に歯止めが効かなくなり、結果的に全てを失う、普通の生活すらできなくなるということもあれば
隠し事が意外なところから表沙汰になり、悪い注目を浴びたり、信用を失墜し、裏切られ、仕事を失うということもあります。
このことは、大運天中殺の【陽転】にも【陰転】にも、心の正しさや、感情は全く関係がないということなんです。
それに、初旬からすでに大運天中殺・・という方もいらっしゃいます。
そんな子どもが、親元を離れ、独り身で現実社会に出て、1つの事に脇目を振らず努力するなど、家庭がよほど特殊でない限り、ほぼ無理なお話です。
(ただし、代々伝わる伝統的な家系でしっかりとした心の結びつきが出来上がっている家庭や、両親が特殊な技術を持っていて世の中で認められており、子どもがそれを継承する場合など、初旬から大運天中殺でも、陽転する場合があります。)
また、働き盛りに、急に身内の人が倒れ、介護を迫られている状態となれば、仕事に邁進すべき時に、それができない訳ですから、結果的に命式は陰転することになります。
ですが、例え金銭や物質が得られない事になっても、苦労しながら培われた、相手の気持ちを理解することや、辛い間に学んださまざまな経験は、大運天中殺が抜けた人生の後半に、人間性のウツワの大きさとなって反映され、周囲から慕われる存在になります。
ですから人生の選択に、学校の答案のように良い悪いというジャッジは成り立つはずもなく【稼ぐ力がない=怠惰な人】という方程式も存在しません。
すべては、自分の行動や選択に対して【自分自身が心から、自分の人生にいかに納得し満足するか】ということでしょう。
表面上は裕福で周囲に羨ましいと思われる生活をしていても、無意識の領域で
【もっと知名度を上げたい】→【今の状態ではステイタスが足りない】
【もっと楽してお金を稼ぎたい】→【少し位、人を犠牲にしても構わないから、お金が欲しい】
【もっとチヤホヤされたい】→【愛が足りない、もっと自分を愛して!】
と思考が、脳裏をさ迷うようでは、その人はその時点において決して幸せではないと、わたしは思うのです。
時には自分の心を騙してまで、清貧の心を表面に出す方もいますが、そうした精神の不一致の状態でいくら前進しても、自分が我慢している分、周囲のマイペースな人に対して怒りが募ります。
その姿は、決して幸せに見えませんし、返って周囲の迷惑になってしまいます。
ですので、大運天中殺は陽転することが、その人の真価ではなく、晩年、死ぬ間際に、少数でいいから愛する人に囲まれて
【あー満足な人生だった^^】
と笑顔で死ねることが、最も肝心な事だとわたしは思います。
人生は不平等ではありますが、【幸せへの道のり】は皆さん平等なんですよ^^
では次回に、初旬からすでに大運天中殺に突入する人の傾向について書いてみたいと思います
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