風のマーサ、犬越峠と戸谷峠を歩く1 犬越峠 | 風のマーサ、街道を歩く(旅と古道と峠道のブログ)

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旅人、ヨガインストラクターの"風のマーサ"
です。
当ブログでは主に
旧街道、古道、峠越えなど
について書いています。
また、それらを
通して日本の美しい原風景を紹介出来たらなぁと
思っております。
是非、ご訪問ください。

こんばんは

風のマーサです😊


今回は京丹波と綾部の峠を

歩きました(2023年9月中旬)

ルートとしては

和知駅→下粟野→犬越峠→武吉町→十倉名畑町

→戸谷峠→上杉町→梅迫駅になります。


今回歩いた峠は

犬越峠と戸谷峠の二つになります。

つまり山を二つ越えました。


さて和知駅からは

本荘、市場、篠原、下乙見を経て

下粟野に至りました。

歩いて、おおよそ1時間半です。

(上写真、下粟野地区が見えてきた)


下粟野の集落手前の交差点を左に入り

西河内川沿いに進みます。

(上写真、集落手前の交差点を左へ)


ほどなく西河内地区を通り、

さらに山深く入っていきます。

(上写真、西河内地区を振り返る)

(上写真、さらに奥へと進む)


舗装された道を緩やかに

登っていきます(下写真)

道の側面には電気柵が備え付けられている

所もあったり、また牛が放牧されている所も

ありました。

やがて道は未舗装に変わります。


さらに進むと林道明石線の表示看板がありました。

一般車両は通行止めのようだ。


ここより100mほど進むと

右の分岐路に入ります(下写真)

写真では、わかりにくいが

草むらから倒木を越えると道があります(汗)

ところが倒木が、かなり手強くて

結局は少しだけ先回りしてから

慎重に峠道?に降りることにしました。

谷沿いに進む道です。

幅広い道で、どこまで行っても

古道の雰囲気はありません。

これは無理かなぁ(下写真)

うん、やはり無理だと判断して

引き返すことにしました。

結局は素直に林道を歩いていきました(下写真)

かつての古道に比べて、かなり大回りに進む

ルートになります。


かなりの急坂続きで

身体に堪えますが、やがて

尾根に乗ります(下写真)

ここが峠ではありません。

右に曲がると、すぐ右手に

広場があって、その奥には

林道明石線完成記念碑が

建っていました(下写真)

広場には入らずに

そのまま、まっすぐに進むと

すぐに、かつての犬越峠になります。

標高約460m。

本来の古道は

先程ギブアップした谷道ルートから

ここ犬越峠に至ったはずです。

その仮想谷道ルートから、犬越峠へ

やって来たとしての様子が下写真です。

現在の峠は、林道によって

原形が完全に残っていません。


またかつての古道を逆に辿ろうと

思いましたが、歩けそうな雰囲気は

全くありません。

見たところ、古道は完全に消失していると

判断しました。


さて犬越峠の、すぐ北側には

鉄塔が建っていて、また広場?のように

なっています。

ここは、見晴らしが良く

口上林(綾部市)方面が見えます(下写真)

さて口上林(武吉町、十倉名畑町)方面へと

降りていきます(下写真)

すると、すぐに石碑が建っています(下写真)


石碑には

従是北 丹波国何鹿郡と書かれています。

丹波国船井郡(京丹波町)と丹波国何鹿郡(綾部市)の

境界になります。


わかりにくいですが

近くには峠地蔵さんに、庚申塔。

また道標がありました。

(上写真は道標)

下の部分が埋まっていて

読めませんが、右 下和知、左 上和知と

読むようです。


口上林(綾部市)側から登ってきた場合の

道標で、左が下粟野へと降りる道(今は古道はない)。

それ以外にも、もう一本のルートが

あったようです(未確認)


綾部市側を降りていきます(下写真)

また、犬越峠側を振り返ってみました(下写真)

古道の雰囲気が多少なりともあります。

あらためて道を降りていきます。

こちら側は、古道がしっかりと

残っていますが、いささか現代風に

アレンジされているように感じます(下写真)

古道と林道の中間の雰囲気だろうか。


つづら折れで下っていく(下写真)

また現在の国土地理院地図の破線部とは

ルートが異なっています。

そして谷に降りてきた所で

舗装道路に変わります(下写真)

ここからは舗装路を歩きます。


遠くには家々が見えてきました(下写真)

橋を渡り、武吉町を歩いていく(下写真)


武吉町から十倉名畑町へと向かう(下写真)


そうして、十倉名畑町にある

十倉交差点に至りました。

今回はここまでにして

次回は、戸谷峠を紹介します。

続く。

(2023年9月中旬)