「キンモクセイの香りが秋を感じさせてくれる」とブランディングについて | 「独自の世界観に共感するファンが集まる」ブランディングのブログ

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一般社団法人ブランド・バリュー協会理事で、飲食店コンサルティングのイー・フードビジネス・サポート代表の上田が、
ファンに選ばれ続けるためブランディングについてお伝えします。時にはビジネス以外の日常の感じた事、気づいたことも綴ります。

「キンモクセイの香りが秋を感じさせてくれる」とブランディングについて
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■関西はちょっと秋らしい、温度になってきましたね。

 街には、ところどころキンモクセイの香りが
 ただよっています。

 ぼくは、自然の花の香りの中で
 秋のキンモクセイと春の沈丁花が特に好きです。

 共に季節の変わり目を感じさせてくれます。

 でも、よくよく考えてみると
 この香りが本当に好きなのかどうかは甚だ疑問です。

 実は、以前、トイレの芳香剤で
 キンモクセイの香りを設置しましたが、臭いので
 すぐに捨てました。

 もしかすると本物のキンモクセイの香りが漂い始めると、
 「いよいよ涼しい秋が来る」
 と感じて脳が喜び、

 キンモクセイ ⇒ 爽やかな季節⇒うれしい⇒好きな香

 と反応し、良い香りと感じているのかもしれません。

 もちろん、ただ単に自然の香りと、人工の香りのその微妙な
 成分の違いを察知して、臭いと感じたのかもしれません。


■さて、特定のブランドを思い起こさせる要素の一つに、
 「香り」があります。

 つまり、固有の香りが、特定のブランドを感じさせるということです。

 ロゴと違って、香りだけで本当にブランドを特定できるのかどうかは
 正直分かりません。

 スターバックスに入ると、明らかに、ドトールや、タリーズとは異なる
 香りを感じますが、かといって、においだけで、スターバックスだと
特 定できるのかどうか?は、やや疑問です。

■ただ、ブランド作りにおいて、自社の香りをコントロールし
 その香りと共に、店舗や、自社の商品を思い出してもらうように
 することは重要です。

 もしあなたが、店舗を経営されるなら、どんな香りと共に
 思い出してもらいたいか、考えてみてはいかがでしょうか?