一昨日から残念な話題で「炎上」しているようです。
こちらの学校は決して「悪い学校」ではなく、当塾の卒塾生も何人もお世話になっています。特にグローバル教育に力を入れており、OGには民放キー局のアナウンサーになった方も複数います。入試難易度に比べ、難関大学への進学率も比較的高い高校だと言えるでしょう。要は「進学面においては、一定程度頑張っている高校」であることは確かです。
一方で、勉強においては「頑張る子」と「頑張らない子」の格差が激しい高校でもあります。野球部などは甲子園出場経験もあり、ややスポーツに傾倒しがちな生徒たちが一定数存在することは否定できない事実でしょう。
今回問題になっているのは、当該教師の発言内容からしても、まず間違いなく「勉強にはあまり熱心ではないクラス」での出来事だったように感じます。このことのみによって、桐陽高校の在学生やOB・OGが一緒くたに評価されてしまうのは、実に気の毒だと感じます。
まずもって、この教師の行動は明らかに「やり過ぎ」です。この点は大いに反省しなければなりません。もしも厳しい注意が必要なケースであったならば、他の生徒がいる授業中ではなく、個別に呼び出して指摘すべきでしょう。このようなクラスですから、動画撮影をする生徒もいるであろうことを「予測」しておかなければならないのも当然のことです。過度に感情的になってしまった結果だと思いますが、この一点のみでも当該教師の「失策」は明らかで、弁解の余地はないと思います。
一方で、今回の一件の「本質」はそこではないと、私は感じてしまうのです。そもそも授業中にスマホで動画撮影し、それをほぼリアルタイムでネットに上げてしまう「異常さ」について、まずは指摘すべきではないかと思うのです。このような映像を安易にネットに上げる行為がどのような影響を与えてしまうのか、全く考えが及ばないようであれば、そちらの方が大問題だと感じます。「問題教師の動画」を撮影したのであれば、まずは他の教師や保護者に見てもらった上で、それでもダメなら・・・という経緯を辿るべきではなかったのでしょうか?また周囲の生徒たちの様子を見ると、動画撮影をしている生徒は勿論のこと、教師が感情的に怒りを爆発させているにもかかわらず、談笑していたり、飲み物を口にしたりしている生徒がいることにも驚きましたし、おそらくはこのような光景が日常的に発生していたのではないかと思われます。要はこのクラス(あくまでこのクラスであり、学校全体ではありません)は既に教育機関としての体を成していないのかもしれません。
被害者である生徒の保護者様は「これ以上問題を大きくしないでほしい」というご希望だそうです。あくまで私の推測ではありますが、保護者様もお子さんの「実情」は十分に理解していて、「やり過ぎた教師」への怒りはありつつも、我が子の学習への取り組み方には少なからず問題意識を持っていたのかもしれません。だからこそ「問題を大きくしたくない」と考えたのでしょう。この問題が「面白おかしく」切り取られようとしているのであれば、むしろそちらの方が問題だと感じてしまうのは、果たして私だけでしょうか?
最後に、特定の「部活動」について(断言しておきますが、あくまで「特定の部活動」を指しています。他の頑張っている部活動の生徒を指してはいませんので、その点はご確認ください)、私の耳にもあまりよくない評判が届いています。今回の一件を契機に、勉強をないがしろにしてまで「全国大会」を目指すことに果たして何の価値があるのか、今一度考え直してみることを強くお勧めする次第です。
「スポーツ」のみならず、「生き方」を学ぶのが「学校」であると、私は考えているのです。
頑張りましょう!



