補助はありがたいが・・・。 | エフォートアカデミー塾長日記

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静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
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高校3年生になる次男が「奨学金」についての書類を持参してきました。大学進学のための「学力」さえ怪しい現状で、進学後の資金だけは確保しようとしているのは、やや滑稽な感じがします(笑)。

 

このブログでも再三書かせて頂きましたが、我が家においては長男も次男も「給付型奨学金」を受給させて頂いております。これは決して裕福ではない我が家にとっては大変ありがたいことなのです。

 

次男は民間の給付型奨学金を受給していますが、長男は日本学生支援機構の奨学金を受給しています。日本学生支援機構の給付型奨学金については、毎月の定額給付のみならず、授業料においても相当額の減免をして頂けることもあり、「苦学生」にとっては大変有用な制度です。

幸いにして我が家においては高校側の指導もあって、特に難しいこともなく手続きを終えているのですが(最終的には学校のコンピューター室などで申請(入力)手続きまでフォローしていただけます)、他の高校ではどのような対応をされているのか、少し心配でもあります。

 

次男がいきなり渡されたのは、「申請のしおり」をはじめとする数冊の冊子であり、ちょっと目を通すと、これがなかなか難解なのです。「わかりやすさ」とは対極の、言わば「実に使い勝手の悪い参考書」のようなのです(笑)。

これらを熟読して、果たして制度全体の仕組みが理解できるかどうか、特に初めてお子さんを大学進学させる親御さんにとっては、難解極まる内容のような気がしてなりません。

 

コロナ禍の際、困っている事業者をいち早く救うべく、給付することを「優先」し、審査もそこそこにとにかく「貸し出す」姿勢を「お上」が打ち出したことがありました。これによって大いに救われた事業者の方は、決して少なくなかったでしょう。一方で、コロナ禍後には「不正受給」で摘発された輩も数多く見受けられましたが、この結果はある意味で「想定済み」だったと思います。この一件については賛否両論があるとは思いますが、「効用」と「副作用」は表裏一体であり、「今何を優先すべきか」ということを念頭に置けば、煩雑な申請手続きは後回しにして、とにかく簡略な申請制度として、「検証」は後からしっかりと行うという形でもよいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

 

せっかくの素晴らしい制度が、手続き上の問題で利用できないというのは、学生や保護者にとって大きな損失となります。煩雑な手続きを必要とせず、誰にでも手軽に利用できる制度として改善させることを願って止まない私なのでした。

 

頑張りましょう!