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企業選びで気にしたいこと。
今回はつづきです。
最初に入社する企業の重要性は前回の記事でお伝えしました。
そこで今回は、どのような視点で企業を選べばいいのか、
サワキが就活の時に実践していた方法や、
実際に企業の内部を見てみて気づいた方法をお伝えしていきます。
大きく分けて4つ、
数字
風土
制度
現場
の視点で見たいと思います。
■数字(財務等)
一般的に、財務分析における安全性の確認は
流動比率 【流動資産/流動負債】 (支払い能力があるか)
当座比率 【当座資産/流動負債】 (緊急時の支払い能力があるか)
自己資本比率 【自己資本/総資産】 (返済不要の資本割合が高いか)
などで確かめます。
でも、ここではもっと単純に見分けられるような点に注目していきたいと思います。
まずは企業のIR情報を見てください。
(上場してない企業は公開していないかもしれません。。。)
IR情報とは、企業が株主に向けて発信する情報。
特に決算報告などがなされています。
この決算報告で確認してほしいのが、
「売上高」と「営業利益」の推移。
企業の収益・費用、そして利益をまとめた「損益計算書」というものの中に
「売上高」と「営業利益」という項目があります。
この2つの項目は、単純に端的に企業の経営成績を表しています。
この「売上高」と「営業利益」がここ数年でどのように動いているかを観察してみてください。
グラフのように考えて、
右肩上がりなら成長企業、
右肩下がりなら危険企業、
ジグザグだったら停滞気味の企業です。
もしIR情報を公開していない企業だったら、
人事の方に「売上高と営業利益の推移を教えてください」と聞いてみてください*
もうひとつ、企業の状態が簡単にわかる方法があります。
それは「株価」です。
基本的に、株を買うときはその企業の経営状態をしっかり分析してから買います。
つまり、そんな株トレーダーの企業にたいする評価が「株価」というわけです。
数年のスパンで見た時、「株価」の値動きが
右肩上がりなら成長企業、
右肩下がりなら危険企業、
ジグザグだったら停滞気味の企業です。
■風土
サワキが就活をしているとき、こんなところに気をつけていました。
それは、社員同士の会話です。
説明会とかで、学生さんに対するときの社員の対応は、
しっかりと意識されたものですが、
ひとたび社員同士となると素がでやすいものです。
そんな社員同士のコミュニケーションが、
和やかか、にこやかか、それとも厳しいか、一方向か、
注意して見るようにしていました。
社内風土なんですから、
社員同士の雰囲気が風土そのものといっても言いすぎではないですよね*
■制度
よく、「育児休暇制度をしっかり設けています」という企業がありますが、
本当にその育児休暇制度は活用されているのでしょうか?
制度はあるけど、雰囲気的にとても取れるような状態ではない、
ということが意外と多くあります。
つまり、「制度」はあるけど「運用」されていないということです。
つまりつまり、「制度」を見るときは、「運用率(取得率)」まで含めて見なければならないということです。
この「運用率」という観点が落としがちなんです。
人事の人が「○○制度」についての話をしだしたら、
「運用率(取得率)はどれぐらいですか」と投げかけてみてください。
■現場
現場を知るためには、現場の社員に聞くのがイチバンです!!
つまり、OBOG訪問。
でもひとつだけ注意点。
できるだけ人事を通さないようにしてください。
人事は良い人材を確保するため、
無意識の内にどうしても自社を良く見せようとしてしまいます。
現場の社員を紹介する際も、社員に○×の指示を与えてしまう可能性があります。
なので、人事のフィルタにかからない、直接的なアプローチ方法を使って、
OBOG訪問を実現させるのが理想です。
もうひとつ現場を知る方法があります。
ちょっと邪道ですが、それは「2ch」です。
「2ch」とは、知る人ぞ知る、巨大掲示板。
あまり良い印象を持たないかもしれませんが、
これが結構リアルな情報がのっていたりします。
サワキも自社の掲示板をちょくちょくのぞいていましたが、
社員じゃないと知らないような情報ものっていたりします。
つまり、社員が書き込んでるんです。
マイナスな書き込みも多いですが、
これもまた現場のリアルな情報です。
ちなみに、「みんしゅう」は就活生が書き込む情報なので、
相対的に信憑性が薄いと考えています。
いくつか紹介してきましたが、
企業を決める最後の決断をするのはあなた自身です。
正しい決断ができるよう、
正しい情報を手に入れられるよう、
情報にアンテナを立て、
後悔のない選択をしてください。
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