私はもう一度自分のビジネスを見つめ直すため、野本愛貴氏が主催するKnowledge Creations Academy(ナレッジ クリエイションズ アカデミー) の門を叩きました。
そこには今を時めく人脈コネクター氏 やサプライズプランナー氏 などの姿もあり、とても活気があるものでした。
人脈コネクター氏
と私
Knowledge Creations Academy(通称KCA)では、非常に魅力的なビジネスアイディア、ビジネスモデルにあふれ、またそれを叶えようとする熱意ある人間で溢れていました。
しかし私が考えるKCAの特徴の最たるものは、アイディアやモデルではありません。
それを象徴する言葉。それが
何をやるか ではなく なぜやるか
です。
どんなビジネスをするのかではなく、なぜそのビジネスをするのか。
自分が世に対して気にくわないことは何なのか。
自分で生業を起こしてまで解決したいと思う社会の問題は何なのか。
その活動を通して何を手に入れ、どんな自分になりたいのか。
ビジネスも自分の夢や志を叶えるための一つの手段である。何を叶えたいのか。
ビジネスを始める前に、徹底的に考えました。
そう、ビジネスをするのが目的ではないのです。
それを通してどうなりたいのか、何を叶えたいのか。
まずは明確なゴールをセットしてから始め、そしてそれを叶えるためのビジネスモデルを一緒に考えてゆくのが特徴なんです。
そしてその自分の夢や志、思いを明確にするプロセスもとても独特のものでした。
今まで考えた事も無いような問いについて考える事。(例えば上述した「自分で生業を起こしてまで解決したい社会の問題」など)
今までの自分では知り得ないような本物の社会貢献の話に出会う事。
自分が今までつらくて目を背けてきた社会の問題について目を向ける事。
そういった活動を通して叶えたい自分の夢、ライフスタイルをリアルに想像する事。
などなど、こうして自分自身で生業を起こす = 起業する理由をあぶり出していったのです。
ただし、KCAではこうも教えられました。
夢とは育むものであり、今決めた夢とは形が変わっていいものだ
と。
この言葉を受け、私はこう解釈しました。
夢を設定する時間を区切り、その時間で決めた夢を叶えるためにまずは行動を起こす。
本当の夢~と、いつまでも思いを馳せたままではいつまでたっても行動できない。
夢とは形が変わるものなのだから、まずは今設定した「夢を考える時間」の中で得た夢を叶えるために実行するのだと。
私はまずは当面の目標を決め、そして新しいビジネスアイディアの提案を頂き、チャレンジする事にしたのです。
しかしやればやるほど、私の人間的「欠陥」が浮き彫りとなっていく結果となったんです。
それは起業をする上でも、会社で仕事をする上でも、ひいてはより良い日常生活を送る上でも、とても致命的な欠陥です。
夢も、志も、今まで持てなかったのはこのせいかもしれません。
それほどまでに本質的かつ根源的な欠陥が浮き彫りとなったのです。
その欠陥とは・・・・・・
夢や志を持つこと。本当の自分を知る事。自分らしさを見つける事。
いよいよ佳境です。
夢無き男 その15
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