いやぁ~・・ビックリしました
この映画はミュージカルなので、正直スルーしていました(ミュージカルは苦手です)。でも、ミュージカルと言っても使ってる曲はビートルズのみと聞いていたので、安かったのも相まって輸入版を購入して寝かせておいた作品でした。
違う作品を見ようとして間違って再生してしまったのが、この『アクロス・ザ・ユニバース』
2時間13分ほどある長尺の作品ですが、圧倒されるまま時間が過ぎていったと言う感じです。
素晴らしい映画と言うよりも、何だかもう凄い映画です
冒頭、寂しげな青年が突然「Girl」 を歌いだすところから始まるんですけどね。あれっ!?ポール!?!?いや違う・・しかしどこかで見た俳優さんだ・・
と思ったら、先日見た『ラスベガスをぶっつぶせ!』に出てたジム・スタージェスじゃないですか 誰かに似てるなとは思ってたんですが、若い時のポール・マッカートニーに似てると思いませんか?
それにしても歌お上手だったんですね・・吸い込まれそうな瞳でした。
この映画の柱は「革命」であって、その周りに「愛」や「平和」が立ち並んでるといった感じです。
時代背景は60年代。主人公のジュード(ジム)はリバプール育ちだが、父親に会いに行くために渡米する。
そしてそこで出会ったのが、いつまでも子供のような青年マックス(ジョー・アンダーソン)と妹のルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)。
ジュードはマックスとNYで暮らし始めるが、渋い女性シンガーのセディ(デイナ・ヒュークス)の元で黒人ギタリストのジョジョ(マーティン・ルーサー・マッコイ)、同性愛者のプルーデンス(T.V.カーピオ)らとシェアする事になった。
ルーシーとも深い仲になり、ジュード達は楽しく暮らしてはいたのだが徐々に亀裂が入り始める。
マックスに出兵命令が出、前の恋人が出征の挙句帰らぬ人となってしまった経験を持つルーシーは、またもや兄までもバカげた戦争に取られるのかと反戦運動に参加する事に。
しかしそれを良く思わないジュードは子供じみた態度に出るが、ルーシーも「あなたはイギリス人で出兵の心配がないから、所詮対岸の火事だ。」と責める。
そして反戦運動グループとポリスの暴動が起き、巻き込まれたジュードは強制送還されてしまう。
中盤までは明るく朗らかな風景が続くのですが、マックスが出征するあたりから雰囲気が変わってきます。
子供のように、そして小動物のように振舞っていたマックスが、戦争から帰ってきて人が変わってしまっていたのが1番印象的でした。
内容だけ見ると、まぁそう目新しいものはないと思います。
が、登場人物の名前を見ても分かるように全てビートルズで埋め尽くされた内容に仕上がっています。
ビートルズの歌が33曲使われているのですが、その歌の歌詞とシーンそれぞれが合うように且つスタイリッシュに作られているので、「わざとらしく突如歌いだすミュージカルが苦手」というものを吹き飛ばしてくれます。
とにかく歌とシーンの合致が、素晴らしく斬新的で面白いのですよ。自由の女神担いでるとこなんて凄く好きです。
それだけじゃなく、途中で怪しげなドクター・ロバートと言うオヤジが出てくるのですが、うわキモい・・なんて思ってたらあらビックリ!U2のボノでした 私はボノ大好きなんです
歌いだして恐る恐る気が付きました(;^ω^)
他にもジョー・コッカー、そしてサルマ・ハエックまで出ていました。もちろん皆さんビートルズ・ナンバーを歌ってらっしゃいますよ。
ビートルズってお好きですか?
私は小学生の頃、兄が大好きだった影響で聞き始めました。そんなに大ファンとまではいきませんが、多少ビートルズがお好きな方なら凄く楽しめる作品だと思います。
そして大ファンの方なら号泣ものだと思います♪
最初見た時は映画そのものの凄さに圧倒されっぱなしで終わってしまいましたが、2度目に見てようやくいろんな事が処理でき、そしてまた違った感動が襲ってきました。「Let It Be」 のところでは涙が出ます。
ラストの目玉は、何と言っても屋上でのライブです!
そうです、ビートルズの映画『Let It Be』で映っている自社ビルでのゲリラライブを再現しているのですよ~~ (映画ではアップルではなくストロベリー)
警察とのやり取りなんかも同じく再現してありましたが、どうせなら寒がってる感じなんかも欲しかったかも。
女性シンガーのセディは凄い迫力ですが、他の出演者の方達もそりゃ見事な歌声でしたよ。
ヒロイン役であるエヴァン・レイチェル・ウッドは歌もウマい上に超美人!
ルーシーと言う名前は「Lucy In The Sky With Diamonds」 からきてるんですが(ラストの曲)、略すと「LSD」 と言われています。
劇中、ルーシーが母親に「私は煙草も吸わないのよ!」と言っているシーンが少し可笑しかったです(笑)
2008年度で1番良かったかもしれません。
「革命」「愛」「平和」
ビートルズそのもの、う~ん素晴らしい
08/07/11