ニュースでは「北京パラ」という文字が良く見られますが、これを見る度に思い出すのは、
イタセンパラ
かつては琵琶湖や淀川にも生息していたタナゴの仲間で環境省絶滅危惧IA類です。
このイタセンパラのパラって何でしょう。パラと言えば反対側の意。パラレルなら平行、ベンゼン環の反対側に塩素がついていたらパラジクロロベンゼンです。
ビワタナゴといういかにも和風な別名もあるので、てっきり外国語由来だとばかり思っていたのですが、
なんとびっくり
板鮮腹
でした。
板の様に平べったくて鮮やかな腹をしているからとの事。
同じく環境省絶滅危惧IA類に
ニッポンバラタナゴ
というのもいるのですが、こちらは
腹タナゴではなく
薔薇タナゴでした。
繁殖期にバラ色に変色するようです。ラビアンローズですね。
どちらも大変綺麗な魚なので、何とか生き残ってほしいものです。