小学校6年生の時に購読していた学習雑誌に中学生になったら万年筆を使うのが当然であるかのように書いた記事が掲載されていた。母に万年筆を買ってもらったのだが、中学校に入学して万年筆を使う機会は皆無だった。万年筆を持つことによって「大人に一歩近づいた」という感覚を持っただけだった。高校でも万年筆を使う機会は無かった。
大人になってから気付いたのだが、筆記用具メーカーが学習雑誌にに万年筆の広告を出していたに違いない。その見返りで「提灯記事」を掲載していたのだ。会社員生活を通して万年筆を一本も買っていない。