登山を始めたのは社会人1年生の時だった。職域山岳会の先輩に勧められて南アルプスの仙丈ケ岳に登った。夕方に雷雨の洗礼を受けたが楽しい山行だった。当時の私の服装はニッカーボッカーに長袖シャツ、足元は重登山靴だった。勿論、本格的な雨具は携行した。いざという時には防寒具になった。
その後、岩登りを習ったのだが、先生は「重登山靴はアイゼンを装着して雪や氷の山を登るための靴であって、無雪期にはスーパーで1000円弱で売っているスニーカーが快適だ。」と教えてくれた。夏山を暑い思いをして登る必要は無いことに気付いて、半袖Tシャツとショートパンツにした。まるで、平地を走るランナーのような服装だったが、若かったので転んだり滑落するとは思わなかったし、実際にそうだった。