武装解除亡き父は陸軍に徴兵されて中国大陸で転戦した。少尉に任官して研修を受けるために帰国していた時に敗戦を迎えた。非常に運が良かったとしか言いようが無い。父は戦争中のことを殆ど語らなかった。言いたくないような嫌なことが多かったはずだ。 父から聴き逃したことがある。小銃、拳銃、軍刀などの武器がどうなったかだ。占領軍が父の家に押し掛けて武器を押収したとは聴いていない。叔父や叔母たちもその様なことは言っていない。当時、中古武器を買い取る業者がいたとは思えない。これは謎だ。