最高の立地なのに勿体無い | muaiのブログ

muaiのブログ

ブログの説明を入力します。

私が勤務していた企業は、かつて蔵王温泉スキー場のゲレンデの中腹近くに山荘を持っていた。玄関から出て狭い道路を横切るとゲレンデだった。帰りはスキー板を履いたまま玄関前まで滑ってこられた。冬でも車を乗り付けることができた。温泉浴場も付いていて清掃作業の時間帯以外には入浴できた。チェックアウト後に着替えをしたり荷物を置くことができる和室もあった。

 

山荘は閉鎖されて今は更地になっている。ゲレンデより下部でリフト乗り場まで200m前後という立地の宿は部屋にバス・トイレが付いていなくても一泊二食付きで30,000円近い料金になっている。グレードの高い宿はもっと高額な料金だ。会社の山荘に食事代込みで一泊1,000円強で泊まれた。当時は当然だと思っていたので、有難味を感じなかった。

 

山荘の閉鎖は止むを得なかったのだろうが、土地の有効活用をすべきだ。土地は広いのだから、容積率をフルに使えば部屋数の多いホテルを建てられる。かつて、大都市にあった遊休地に、おしゃれな小規模ホテルを建てたことがあった。大手ホテルチェーンとの合弁事業だったが、雑誌等で紹介されて繁盛していた。今でも、グレードの高い部屋は一人一泊8万円台だ。

 

こういうことを提案したり実行しそうな社員は定年退職してしまって残っていない。蔵王の土地はかなり昔に取得したので、簿価は低いはずだ。グレードの高い宿泊施設を建てても投資利回りは高くなると思う。