バブル経済の時代に生保の変額保険が発売された。当時は「生保版投資信託」と呼ばれていた。生保会社の運用実績に応じて死亡保険金や解約返戻金の金額が変動する。
私も投資信託の感覚で家内を被保険者とする一時払い終身保険の契約をした。バブル経済が崩壊して生保会社の運用実績はマイナスが続いた。解約返戻金は契約時に払い込んだ保険料の半分近くまで下がった。死亡保険金については、運用実績がマイナスでも、当初の金額が維持されることになっている。生保会社の職員と話をしたことがある。保険期間が有期の契約をした契約者から多くの苦情があったそうだ。払込保険料より解約返戻金の方が低額だったからだ。終身の契約の場合は被保険者の死亡まで待てば損しない。家内が死亡するまで待っていれば受取保険金は保険料の約6倍になる。物価の変動を考慮しても非常に有利な投資だ。
問題は死亡保険金受取人の私の方が被保険者である家内より先に死亡する可能性が高いことだ。死亡保険金受取人の地位を子供たちのいずれかに売却できないか検討している。売却しても公序良俗に反するとは思えない。保険約款には被保険者と保険会社が同意すれば保険金受取人を変更することができると書いてある。有償で変更することを保険約款が認めているか否かがポイントだ。