舌鼓を打つ | muaiのブログ

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高校時代にジャーナリストの本多勝一氏の日本語文章についての本を読んだ。本の内容の大半は忘れてしまったが、一つだけ明瞭に記憶していることがある。

 

「使い古されて擦り切れた陳腐な表現を使うな。」という指摘だ。「随分と辛辣なことを書くな!」と思ったが、その項目の最後まで読んで大いに納得した。本多氏が実例として挙げたのは「鬼のような怖い顔」と「美味しい料理に舌鼓を打つ」の2点だった。私は当時でも、恥ずかしくて使えないような陳腐な表現だと思った。

 

小学生が作文に使ってもいかがなものかと思う。ところが、「舌鼓を打つ」という表現は今でもテレビニュースで頻繁に耳にする。憲法で表現の自由は認められているので私がとやかく言う筋合いでないことは承知だ。でも、こういう陳腐な表現を聞くと、番組制作者やアナウンサーの感性や知性を疑ってしまう。