PCの普及が始まってから東芝は小型のPC(当時はラップトップPC)の開発に力を入れていた。1989年にA4ファイルサイズの薄型のJ-3100SS dynaBookを発売した。価格は20万円を切っていた。
HDDは搭載されていなかった。CPUのクロック周波数は 10MHz、RAMの容量は2MBに満たなかった。3.5インチのフロッピーディスクドライブを1基内蔵していた。電源投入後にMS-DOSの入ったフロッピーディスクを読ませるところから始まる。
個人で購入しようかと迷っていたら職場に導入することができた。OA推進課の若手社員にPC関係で色々相談する内に仲良くなった。或る時、「dynabookが入荷して1台余っていますから持って行きませんか?」と言われた。申請書は形式的に後で提出すれば良いと言ってくれた。有り難く持ち帰って使い出した。自分の席に持ってきてPCが使えることに感激した。取り合いになったことは言うまでもない。これに続いてdynabookシリーズのPCを相次いで導入した。
職場では、Windows3.1のPCの導入が始まるまでdynabookシリーズを使い続けた。