安倍政権の三本の矢ではない。前世紀末に大蔵省(当時)のキャリア官僚が執筆した小説だ。
国会の予算委員会で、大蔵大臣が台本を棒読みした。「○○銀行は危機に瀕しています。」と発言したことが発端だ。これが発端になって金融恐慌になる、という筋書きだ。台本を何者かが、すり替えたらしい。
面白い小説だった。主人公の大蔵官僚は東大卒の同期に接触して情報収集した。推理小説好きが高じて警察庁に入庁した同期と面談したシーンが面白かった。「犯罪市場に優秀な人材が参入しない。簡単に
見破られる犯罪しかしない。優秀な人は失うものが多いので、犯罪市場に参入しないのではないか?」と嘆いていた。