高校入学の直後だった。応援団による「オリエンテーション」があった。校歌や応援歌を叩き込まれた。
怖い先輩たちによる指導だった。
驚いたのは、応援団員全員が肩までの長髪だった。長髪に学生帽と学生服は相当な違和感があった。
入学直後に「当校には制帽や制服は存在しない。」という学校の見解が示されて、私達はジーパンにTシャツというラフな服装で登校した。学帽や学生服や革鞄が無駄になった。革鞄の代わりに、麻製のショルダーバッグを使った。大型の辞書を入れて登校するのに便利だった。
私も肩までの長髪にした。大学時代に就職活動をするまでの間、理髪店に行かなかった。
今思うと、短髪の方が爽快だ。私が通うスポーツクラブには、男性よりも短髪な女性会員達がいる。