中学時代に読んだ岩波新書に興味深い記述があった。
語学の研究者の著書だった。映画館で西部劇を鑑賞していたら、女性の主人公の家に押し入ったならず者が「お前は目が不自由なのか?」という字幕を観たそうだ。
「盲」という言葉が差別用語になっていることを批判している記述だと思った。
勝新太郎が演じる「座頭市」の終盤に、「この、ど盲め。」と言いながら、座頭市に斬りかかるやくざ者が登場する。座頭市は、目が見えないが耳を使って敵の場所が判る。巧みな剣術でやくざ者を斬り捨てて終わりになる。
「この、目の不自由な野郎め。」と吹き替えられなければ良いと思う。