北杜夫と東北大医学部同期のS先生は実在の医師だ。(現在は故人。)
S先生にスキーに連れて行っていただいたことがある。スキーが大好きな先生で、北海道のトマムの嘱託医をやっていた。先生のご自宅に集結して、5人で車1台でトマムへ向かった。
スキー場に到着して、先生はパトロールの事務所へ入っていった。5人分のパトロールの腕章を手にして出てきた。先生から「これでリフトやゴンドラに優先的に乗れるが、負傷者を発見したら救助しなければならない。」と言われた。
俄パトロール隊が結成された。隊員の中で一人だけ「坂が苦手」な者もいたが、幸い負傷者を発見することなく、一日中スキーを楽しめた。
S先生の本名は、北杜夫も伏せている。私も書かない。