4月 読書 ① | ええもん みっけ!!

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最近の読書から・・・ 本

【 赤い風 】 梶よう子


武蔵野台地の乾いた土が強風で巻き上げられ、辺りを赤く染める。
春と冬に吹く この季節風を 土地の者たちは 「 赤い風  」 と呼んだ。

徳川綱吉の治世下、川越藩の領内では 馬牛の飼料や堆肥のための草を採取する秣場( まぐさば )での 農民同士の争いが何十年も絶えなかった。
集団で襲われ 百姓が命を落とす悲劇まで起きていた。

新たに藩主についた柳沢吉保は 水も引けない原野を 2年で畑地にするように命じ、側近の家老らを現地に派遣する。

はかどらない作業の中、暗躍する " 懐刀 "  荻生徂徠。

身分を超え 武士と農民が大開拓に挑む !!


【 がん消滅の罠 完全寬解の謎 】 岩木一麻


日本がんセンターに勤める医師・夏目は、生命保険会社に勤務する友人から 保険金の不正需給の可能性がある案件について質問を受けた。

余命半年の宣告を受けた がん患者が、リビングニーズ特約の生前給付を受け取った後も生存しており、それどころか、その後 病巣がきれいに消え去っていた。
同様の保険金支払いが立て続けに起きており、今回で4例目だという。

連続する奇妙な がん消失事件。

いったい がん治療の世界で何が起こっているのか・・・。


【 蕎麦、食べていけ! 】 江上剛


賑わいを失った温泉街で育ち、地元の信用金庫に勤める勇太は、大蛇神輿と高校生の蕎麦打ちイベントを目玉とする地元活性化案を提案する。

だが、メガバンクの横槍が入り・・・。


【 新選組の料理人 】 門井慶吉


京の大火で長屋を焼かれ、妻子ともはぐれた浪人・鉢四郎は、ふとしたきっかけで まかない専門として新選組に入隊することになり・・・。


【 身代わり忠臣蔵 】 土橋章宏


江戸城松の廊下で、浅野内匠頭に斬りつけられた吉良上野介。

吉良は 額と背中を斬られただけで 一命を取り止めたはずだった。
しかし・・・。

替え玉人生の極楽と地獄を描いた 《 異聞 》忠臣蔵。


【 駄犬道中 こんぴら埋蔵金 】 土橋章宏


伊勢参りを終えた 辰五郎・沙夜・三吉・翁丸は、次なる目的地・金比羅へ・・・。

旅の途中 ガマの油売りの師匠から ある巻物を渡された辰五郎。
そこには鼠小僧が隠したお宝の在処が記されていて・・・。