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一昔前の ドイツのイメージは 日曜日になると 家の前で車をピッカピカに きれいに磨いている

イメージがあるそうですが、近頃はだいぶ変わってきたようです。


嗜好が変わってきたこと、生活環境、家族構成が変わって来たことなど、いろんな理由があげられます。


以前はホワイトカラー(古い?)はたいてい、会社から カンパニーカーを支給されるのが、一般的な

待遇でした。 カンパニーカーは保険やガソリンなども会社持ちで会社にとってはかなりの負担です。

不況が長引く中、カンパニーカーを支給する会社が激減したのも車離れの大きな要因です。



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通勤に自分の車を使うのは、かなりの負担になりますので 近頃は「相乗り」システムというのがあります。

車を持っている人、車を持っていないけど、公共の交通機関では通勤が難しい人などが、相乗り協会に

ネット登録し、似たような通勤の経路の人の情報をみることができます。

よさそうだと 連絡を取り合って お互いの条件が合い、成立すると ガソリン代を折半します。

ドイツは高速料金は無料とはいえ、近年のガソリン代は高騰する一方です。

相乗りは 相性もあり、いろいろ難しいこともあるようですが。。。。



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     相乗りの広告

車の購入が減っている理由のひとつに 自然保護意識の強いドイツ人は車の排気ガスに対しての

問題意識があります。自分ぐらいが気にしても仕方ないと思わないところがえらいのですが。

メルケルさんは電気の車を提唱していますが、環境はまだまだ、整っていない状況です。


 若い人たち、コンピューター世代は 車を持つということにあまり魅力を感じなくなったのか、

ドイツでの若い人たちの車の購買率は減る傾向になって永いそうです。

金銭的な理由より ものに縛られたくない、ものを所有することがうっとおしいなどの理由があるそうです。

ものを所有するということは アナログ感覚だとインタビューの答えている若者がいました。


もちろん、車が必要なときがありますが、そのときだけ、借りるという方法をとるそうです。

そんな若い世代をねらって BMWやフォルクスワーゲンが新しいビジネス、「カーシェアリング」をはじめました。


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フォルクスワーゲンの相乗り車   

 スマートフォンで検索


例えば、ある街まで 電車で移動して さて 車があったら 便利かな?となったら スマートフォン(ネット)で

借りれる車があるステーションを、検索します。

そこに行き、すでにメンバー登録(1000円ぐらい)しているカードを読み取り機に通すと 置いてある車の

鍵が解除され、乗れます。使用料は ガソリン代込みで 1分を29セントで 行きたい場所の近くの

ステーションまで走り、また、そこの読み取り機に カードを通して 返却とします。

支払いはネットを通して通知され、銀行から引き落とされます。

人がまったく介入せずに 予約も必要なく、時間に関係なく、使いたいときにすぐ使えるというわけです。


 ドイツ人の車の購入が減ってきているとはいえ、ドイツ車は 中国、韓国、日本へと輸出は好調で

 オーペルやBMWは特別ボーナスが出たそうです。


ドイツの車がステータスの観念も崩れて来たとはいえ、ドイツ経済の大きな柱ともいえる「車」です。

いままで弱かったエコカーの開発に力を入れているので これから どんなエコカーを

ベンツや BMWやフォルクスワーゲンが発表するのか、楽しみです。


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ギリシャの財政危機は相変わらずですが、ギリシャの債務危機に対して ヨーロッパはもっと

できることがあるのではという玄葉大臣の指摘も もっともで ヨーロッパ首脳の会議は延々

続いていますが、各国、自分たちの問題も抱えて逃げ腰になっています。


普通のドイツ庶民も このごろはギリシャの話題はもうへきへきしているのか、目先の問題に

ばたばたしています。

今回はその目先の問題をご紹介します。


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        おまわりさんも大忙し

ユーロ安のおかげで石油が高騰しており、例えば、ガソリンが1リットル、170円あたりと

なり、いろんなところに波紋が広がっています。

警察が ガソリンをたくさん消耗しない運転方法を奨励し、そのために スピード違反のカメラを

増やしていたり、減点方法も変わるそうです。

近頃は スピード違反が厳しくなって 制限速度から10km以下の超過だけでも違反となるそうです。

それに便乗して 駐車違反も厳しくなって 駐車違反をチェックする人員も増やすそうです。

なんで そうなるのか、よく わかりませんが。。。


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さて、もうひとつ、ここのところ、庶民の間で話題になったことに ドイツのパン屋さんの不衛生事件が

あります。

ドイツといえば、ビールとソーセージと言われますが、ドイツに住んだ日本人で わりと

多くの人がドイツパンがおいしかったと懐かしがります。


ドイツに来ると 駅とか、街角で一番見かけるパンやさんは「ミューラー」という、チェーン店のお店ですが、

そこが今、四面楚歌となっています。

というのも ミューラーのパンを作っている工場の不衛生が報道され、機械がかびだらけでねずみが

いたということで 潔癖のドイツ人は気を失わんばかりの騒ぎですが、その不衛生は実は

2年前に保険局が突き止めてミューラーに罰金を与えていたのですが、その情報が公開されていなかった

ことがより問題視されました。


参議院でも即座に取り上げられて 情報公開の法案が厳しくなるということに至りました。


さて ミューラーのチェーン店契約をしている店主たちは売れるパンが無くなり、困り果てていましたが、

ミュンヘンに本店を持つ、「フィスターホフ」が特別に焼いて 当面、しのいでくれるそうです。


さて、この「フィスターホフ」というパン屋さんですが、1350年から、始まり、王室にもおさめていたという、

由緒あるパン屋さんですが、チェーン店形式をとり、「ミューラー」の次に店舗が多いところです。

ただ、このパン屋さんは ドイツの頑固の職人気質で 当時のやり方を守り、保存料なし、釜で焼き上げ、

本物のビオのパンで ちょっと高めですが、根強いファンがいるパンです。



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ガウク氏の自由を訴えた雑誌           ガウク氏と ガールフレンド


最後に この間、ドイツのウルフ大統領が辞任したのですが、「過ちは犯したが、不正はしていない」という

言葉をのこして辞めました。わりと好感が持たれていた人だけにみんな、がっかりな結末でした。


 そこで 新しい大統領が 3月18日に選ばれることになり、メルケルさんが何人かに

打診したのですが、この大変な時期のせいか、大統領の仕事がお飾り的なせいか、引かれてしまい、

今、候補になっているのは牧師の ガウク氏(72歳)一人で アンケートでは 5割の人が認めていて

ほぼ 彼に決まったようなものです。

このガウク氏はちょっと変わりだねで 東ドイツの出身で 若いころは 民主化運動もしていて

東西統一後、秘密警察の追求をしたりとなかなか人気のある人ですが、庶民の話題は 彼が結婚を

しているが、長年、別居で ジャーナリストのガールフレンドといつも公の場にも現れる、つわものと

いうことです。

かれが大統領になった場合、このガールフレンドはファーストレディの扱いとなるわけですが、

仕事も続けるだろうし、庶民的感覚を失わない女性と 今から評判がいいのです。


どこの国の人もこの手の話は 好きですね。


さて、メルケルさんは 辞任したウルフ氏の失態でちょっと困った立場になりましたが、2月にアンケートでは

85%の人が彼女の仕事ぶりをいいと評価しているそうです。


まぁ、ドイツはなんだ、かんだ、言っても 平和です。



ミュンヘンは連日、マイナス15度という寒波に見舞われていますが、キーンとなるような寒さと

澄んだ青空は ミュンヘンならではの冬の風景にも思えます。


さて ギリシャの財政危機救済として 先頭立っているメルケルさんの指揮のもと、ドイツ国民にも

負担が多くのしかかる。。。という懸念が広がっていたドイツですが、1月末の新聞 ミュンヘンメルクア誌に

よると ミュンヘンがあるバイエルン州では 昨年より15%の税の増収が見込まれているそうです。

バイエルン州だけでなく、ドイツでは 税収による財源が過去に例を見ないほど、潤っているそうです。


昨年の12月の税収は過去最高で そのため、今年のドイツの国債の発行を予定より30%ほど少ない

170億ユーロにとどまる見通しだそうです。ドイツの国債の格付けの AAAの地位は強化されました。

つまり、ドイツは財政が潤っているので 国債を売って財政をまかなう必要が少なくなったということで

それだけ、財政が安定しているので ドイツの国債を買っても安心という意味で格付けの評価がいいと

いうことになります。


ここまで ドイツの財政が安定しているなら 国民に歓迎すべきと ドイツの納税者同盟は 給与所得税の

税率の改正を政府に要求しました。

ドイツの税金がどうなっているかというと。。。。。。。。


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所得税

現在の所得税は年収が80万円ぐらいだと 14%、500万円ぐらいだと42%、2500万円ぐらいだと

45%というよう年収の額によって 違います。


ドイツの正社員の給料は 額面から 所得税、年金保険(14%)、連帯税、失業保険、健康保険、

介護保険、がひかれます。 

その人の家族構成と年収によって 引かれる率は変わりますが、一番引かれるのが、

独身者で 手取りは額面の半分近くになってしまいます。


*連帯税:40年間、社会主義体制で支配されていた東ドイツの復興と貧しい東ドイツの人たちの年金など

 経済支援をするための税金です。

所得税の5,5%。東西統一から20年を経た今、かなり疑問!の税金と言われています。

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消費税

現在、ドイツの消費税(付加価値税)は19%。(スェーデンは25%とか!)


私がドイツに住み始めた25年前は7-8%で だんだんと上がって 19%になりました。

すでに価格に含まれているのでわかりにくい内税という形をとっています。

そして ものによって税率の違う、複数税率になっています。

たとえば、食品、本、雑誌は7%、薬、衣料、日用品、水は19%。

(ただし、バイエルン州では ビールは食品の部類に入っているので 水より安いのです。)

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法人税

法人税というのは会社の収益に対する税金ですが、ドイツの法人税は収益の29%で世界一高いそうです。

会社は収入に応じて 法人税と営業税を払いますが、営業税は都市によって違います。

会社が払わなければならない税金が一番高いのはミュンヘンだそうで、収益の33%が、税金だそうです。

バイエルン州は BMW、フォルクスワーゲン、シーメンスなど、ドイツを支える企業が集まっていますので

そこから収益の33%はかなりです。特に去年、後半から自動車業界は好調ですので。


所得税、消費税など、高い税率で個人の生活に大きく影響しますが、公立の授業料はほとんど無料、

国内の整然としたインフラ、スェーデンとまでは行きませんが、母子家庭や 高齢者への福祉もわりと

行き届いていることで 税金が使われている内容が目に見えることもあり、仕方ないという感じです。


個人的見解かもしれませんが、高い税金を受け入れている背景には 国民が 政府の行動をしっかり、

監視していて 間違っていれば、きっちり、意見するからではないかと思うのです。ある程度、納得済み。

ドイツ人は政治の話をするのが好きと言われていますが、確かに政治に関心はあり、政治家も

国民の意見に敏感というか、政治家は国民の代表でなければならないという認識のもと、国民と

政治家が 同等な関係に思えます。


なぜ、ドイツがこんな世情の中、経済的に安定しているのか、。。。、

ドイツ人には ドイツがそれほど格別いいようには 思えないようです。

その理由として...

失業率も10%あたりをうろうろしているし、低所得者の急増、年金だけでは暮らしていけないし、

老人の介護保険もうまく回っていないし、教育部門では人員を削減しすぎたせいか、子供の学習能力の

低下など。。。細かいことを言えば、問題は山積み。

でも 引き締めていることから来る問題で ギリシャの引き締めないおかげで起きている問題とは

根本的に違うのですが。


 国の財政はいいのですから 納税者にも経済成長による恩恵が一部還元されても良いのでは。。。

 というのが、みんなのつぶやきでもあります。

 メルケルさん、たまには 飴もください。 


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