車が好きな人とか毎日車に乗ってる人の多くが、
「なんかクルマってさ、機嫌がいい時と悪い時があるだんよね。マイカーはいつも調子がいい方がうれしいんだけど。」
って思っているでしょ?
そんな疑問を解決できるかも?しれない方法をご紹介しましょう。
※空気の存在
物質的な抵抗
空気というのは”気体”という立派な物質ですからね。
その物質の抵抗を受けながら、車は走行するわけです。
空気抵抗って、スピードの邪魔だし燃費も悪くなる要因だし、だから各メーカーは車のコンセプトや使用目的を考えながらも、燃費が良くなるようデザインしてるんですよ。
レースの場合は家族の使用とか考えなくていいですからね。レースで速く走る事だけが全て。
ただしスピードが上がれば上がるほど空気の抵抗を受けやすくなるため、レーシングチームとしては、
”レース規格を守りつつ、いかに空気抵抗を少なくするか”
が、タイムを上げるための重要課題となっています。
静電気による抵抗
クルマのボディは+の帯電になってます。
空気も+に帯電してます。
つまり+と+という相反する抵抗の中を、車は走るわけですね。
この帯電(静電気)の問題は、数十年前から走行抵抗として自動車業界では問題視されていました。
そして様々な帯電問題を解決するために、技術改良やグッズの開発などが行われてきました。
※始まりはアースベルト
アースベルト
昭和時代の車を知ってる人にはおなじみのアースベルト。
車の後ろに垂れ下げて、車に帯電した静電気を地面に逃がす役割がありました。
でもその当時は、車の帯電が走行に及ぼす影響なんて誰も興味がなかった。
それよりも、車に乗り込む時のバチッっていう静電気、こっちのほうがみんな何とかしたいと思っていたわけです。
ドアノブを触った時のバチッっていう静電気、あれは人の衣服に帯電しているから、アースベルトじゃ防げません。
そんな背景もあり、静電気防止に特化したキーホルダーやグッズが出てきたのをきっかけに、アースベルトは徐々に衰退していきますが、今でも普通に売ってますね。
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アースベルトは車体の静電気を地面に逃がす効果はあるようなので、車好きやマニアの間では、ドレスアップ感覚で付けてる人も多いみたいです。
アーシング
アースベルトは廃れましたが、代わりに電気系統のチューニングともいえるアーシングが流行りました。
自動車を形作っている部品は、帯電による各部品間に抵抗が生まれるので、その抵抗を極力少なくする工夫です。
私もスピーカーやバッテリーなどはアーシングしてましたが、やる前と後では音質がはっきり変わったので、効果は確実にありましたね。
もちろん、自動車メーカーも独自に帯電問題は研究をし続け、TOYOTAはついにある一つの答えを出したんです。
それが、当時はオカルトチューニングとかプラシーボ効果だと言われたあの
”アルミテープチューニング”です。
※TOYOTAのレーシングチームの結論
アルミテープ
アルミテープとその粘着剤に電導性があれば、それを車のボディに貼る事で+に帯電している静電気を放電し、空気との抵抗が少なくなる、というのがTOYOTAの理論。
TOYOTAのレーシングカーには、いたる所でアルミテープチューニングが活かされてますから、効果は抜群だということです。
レースマシンに無駄なものは一切ありませんから。
そして、現在発売されているTOYOTAのスポーツカー(86とか)やレクサスの車には、アルミテープチューニングが施されています。(見えない場所に貼ってある)
このTOYOTA式のアルミテープチューニングは誰でも可能ですよ。
エアロスタビライジングボディコート
そしてついに、TOYOTAは車のボディ全体を放電させる方法に行きつきました。
それがエアロスタビライジングボディコート。
帯電防止剤が含有されていて、ボディ表面に塗る事で放電しやすいボディ表面にしてしまおう、という究極のグッズ。
アルミテープは確かに効果が高いのですが、それだとボディ全体がバランス良く放電しないので、不完全といえば不完全。
しかしこのスタビライジングコートなら、まんべんなくボディ全体がきれいに放電するので、車がいつも調子良く走る、という事ができるわけですよ。
TOYOTAのレーシングチームが本気出して考えたんだから、これは期待できそうな気がしませんかね?
ただね・・・値段が高いんですよ。
確かに画期的なコート剤ですし、出始めだからってのはわかるんですが、そこまでして普段使いの車に空力を求める?
ぼったくり過ぎちゃうか?ってくらい高い。
あとは耐久性、つまり放電効果がどのくらいの期間持つのかですが、販売ページにも書いてないし、普通のワックスと同じくらいかな?
2週間~1ヵ月がせいぜいかもしれません。
※まとめ
どうしても試してみたい、という興味本位の人にしかおすすめできませんが、新しモノ好きならぜひTOYOTAの最新技術に触れてみるいい機会かもしれません。
なんといっても、極限の世界で毎日闘っているTOYOTAのGAZOOレーシングチームが、コンマ一秒を速く走るために考えて商品化したコーティング剤ですから、間違いなく期待に応えてくれると思います。
欲を言えば、もうちょっと安くしてくれたらねえ・・・。
って、こればっかり言ってる。
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