そもそも、缶ビールから直接飲むのは、ビールをこよなく愛するビール好きからするとアウトな飲み方だそうです。
なぜなら、ビールは泡を立てなければ本来の美味しさが味わえないからです。
ビールの泡の役割は2つ
ビールの泡の役割の1つは、アルコール分や炭酸が抜けにくいようにフタをする役割、というのは多くに人が知っていると思います。
が、実はそれよりももっと大切な役割があります。
それが2つ目の泡の役割。
上手な人が注ぐとおいしいビールになる理由
達人と言われる人が注ぐビールは、最後の一口まで味が変わらずとても美味しいです。
そして、飲み終わった時に泡が底に残ります。
それは、泡の作り方に秘密があるから。
なんとビールの泡は、ビールの苦みを吸収する存在なのです。
達人が注ぐと、苦みを泡に集めることで、マイルドな苦みの麦本来の味が楽しめるビールになるそうです。
私が時々行く店の達人マスターは、お客さんのキャラクターや、あるいはお客さんの好みや要望を聞き、苦みや炭酸の抜け方さえも泡の作り方でコントロールすることができるので、大変人気のお店になってます。
達人になると、そこまでできるんです。
友人と2人で、同じビールを違う味にしてもらおうと、マスターに要望したことがありました。
私はマイルドで飲みやすいものが好き、友人は苦み多めのガッツリしたビールが好き。
なので、それぞれ入れ方を変えて作ってもらい飲み比べたところ、友人のビールは私には味が濃くて重く、友人は私のビールを「水替わりに飲めそう」と。
それくらいビールの泡は、作り方次第で重要な役割を果たしています。
缶ビールをおいしくする方法は?
では、缶ビールをどうやったらおいしくできるのか?
最初に書いたように、缶ビールから直接飲むのは論外。
1、冷やした大き目のガラスのグラスを使う
2、最初は泡立てるように高い位置から注ぐ
3、なるべく泡が細かくなるように意識する
4、あとは好みに合わせて注ぐスピードを調整する
ただ、これだけだとどうしてもビールサーバーで注いだような細かな泡はできません。
とはいえ、泡立てを意識するだけで麦本来の味を引き出し、最後の一口まで飲みやすくておいしいビールになるのは間違いないです。
最近のビールはアルコール度数が高いものや、妙に辛いものが流行っているようですが、本当においしいビールを知っている人は決してこのようなビールは飲みません。
細かな泡をコントロールしつつ、缶ビールをおいしくする方法として、このようなグッズを使うのもおすすめです。
|
父の日も近いので、毎日お仕事をがんばってくれている父親に、缶ビールをまるでビールサーバー並みの細かな泡にできるこんなグッズをプレゼントしてみてはいかがですか?
.