孤独便  -7ページ目
あぁ、この気持ち、なんだろう。

言葉になんかしたくないよ。

言葉にしてしまったら

この気持ちは鮮度を失って市場で切り売りされてしまう。



あぁ、なんだろうこの気持ち。

言葉にしてしまったら、あぁ、きっと僕のことだ、

安っぽいメロドラマに脚色してしまうんだろ。


言葉にしてしまったら


言葉にしてしまったら


あぁ、なんてこった。

言葉が世界をつまらなくしているなんて…





多くを語れないというのなら、涙一粒。

悲しみの詩など涙で足りる…

涙とは私の中を泳ぐ海月です。

陸に打ち上げられたコバルトブルーのゼリーです。









灰色の空、早く明日の青空連れてこい…


垢で汚れた暴れ馬

埃を空へと舞い上げる

埃を被った空は、群青隠した骨董品…

割れてしまえ

割れてしまえ

感傷誘うアンティーク

剥がれろ

剥がれろ

灰色の鍍金…



割れた罅から差し込む群青を

明日と名付ける純白さ

僕もまた隠しているんだよ…


染み渡れ

染み渡れ

群青色

埃すら、繊維すべてに染み渡れ

馬の毛色が群青ならば

空を駆ける天馬の到来…