地域の役員をすることになった夫
この盆休みに大きな夏のイベントがあり
準備に本番に片付けに
とても忙しかった
人手不足で手が足りず
私も手伝うことになったし
休みで帰省した息子や
娘まで手伝いに駆り出された
息子も娘も
夫の大変そうな様子を見て
文句も言わず手伝ってくれた
マイペースで人のことなんか気にしない
ってタイプの彼等なのに
意外にも
文句も言わず働いてくれた
離れた場所にいた夫は
他の役員の方に
遠くに見えた私たちのことを
あれうちの家族なんです
と 紹介していたらしい
「うちの家族なんです」
夫の不貞を知っている息子と娘
それでも
滅多にないお父さんの
ピンチとも見える大変そうな
役員仕事の手助けを
嫌な顔せず
進んでしてくれるような子供たち
うちの家族なんです なんて
他人に言ったらしいけど
その うちの家族に
あなたはなにをした?
あなたは自分から自分の意志で
家族を裏切ることをしたのに
自分の手で
その家族を壊したのに
自分から
その家族を手放したのに
裏切られたと知っている彼等は
それでもあなたを助けたんだよ
そういう子に
私が 育てたの
そういう子に
私は育てたんだよ
あなたの裏切りを
なかったことのように振る舞い続け
普通に明るいお母さんを演じ
ひたすら耐えて
ひたすら黙って
きっと
仲の良さそうな家族に見えたと思う
仲の良さそうな家族を演じながら
そんなことを思っていた夏休み
夫の不倫に遭ってから
街行くひとたちが
必ずしもしあわせ家族なわけじゃない
んだろうな…と思うようになった
一緒に歩いている夫婦でも
最低最悪な仲で
買い物してることも
あるんだろうな…って
普通に見えて
苦しんでるひとが
きっといるんだろうな…って
我が家の場合
きっと完璧に仲良し家族だと
思われていると思う
役員の方々からもご近所さんからも…
笑っちゃうけど…
そんなお盆休みだった我が家
明けて通常通りに戻ったある日
夫が職場で
勤務の変更がありました
まだ 女がいる夫の職場
ただ
それだけで
それを聞いただけで私は
しあわせ家族を演じている私は
また
私のスイッチが入ってしまったのです