『他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい』

著者 三浦 哲 ソフィー・ザ・経営者英語大学学長




はじめに


小さいころから英語に興味がありました。3歳のとき、父親が仕事の付き合いで、カーターさんというイギリス人を家に連れてきたことがありました。それから「いつか英語ができるようになりたい」と思うようになりました。

中学生になって英語の授業が始まるのが、楽しみでしょうがありませんでした。中学の授業が始まる前からNHKラジオの基礎英語を聞き始めました。授業もまじめに聞きました。

高校生になってからは、おこづかいやお年玉を使って、さまざまな英語の通信講座を買いました。大学生になってからは、アルバイトで貯めたお金を教材や本に使いました。英会話スクールにも通いました。

たくさんのお金と時間を使いました。でも、なかなか「英語が使える」ようにはなりませんでした。

「どうしても英語ができるようになりたい!」

そう思った私は、親に頼み込み、アメリカに3年間留学させてもらいました。

アメリカへ行ったばかりのころは、まったく英語が通じず、マクドナルドでハンバーガーさえ頼めませんでした。しかし悪戦苦闘の末、学位を取得して日本に帰ってくるころには、英語が「使える」ようになりました。

私の英語学習を振り返ると、思います。「無駄な苦労をたくさんしたなあ」と。

もし今の「知識」をもったまま、これから中学生に戻ってイチから始められるとしたら、私は10分の1の労力とスピードで英語を身に付けることができるでしょう。

日本には、英語に苦しんでる人たちが大勢います。本当にたくさんの人が「どうすれば英語ができるようになるの?」と聞いてきます。だから自然と、私の「知識」を多くの人に伝えたい、と思うようになりました。

そこで2002年に書いたのが、この本のモトになった「経営者の英語を『使える英語』にする2つの方法」という冊子です。この冊子は30ページ程度のごく薄いものです。しばらくインターネット上で希望者に無料で配布していました。比較的、軽い気持ちで配布を始めたのです。

しかしその反響は想像以上に大きく、数多くのお礼のメールをいただきました。その結果、気がつくと4000人以上の人に読まれていました。

ただし、この小冊子はその「知識」のごく一部をまとめたものに過ぎませんでした。ですから2歩目、3歩目と進むための「知識」についても、いつかきちんと書いてみたい、とずっと思っていました。

そこで今回縁があって、その小冊子をベースに新しく本を書き直すことにしたのです。この本はモトの小冊子の6倍くらいの内容になっています。そして、そのなかには数多くの実用的な「知識」が詰まっています。

これらの知識は、よく考えてみれば「当たり前」のことばかりです。しかしながら英語学習においてまるっきり「無視」されてきているものばかりです。気づいてしまえば、別に難しいものでもなんでもありません。とくに高尚な学者が唱えた難しい理論や学説でもありません。でも、だからこそ誰にでも応用しやすく、誰にでも継続しやすいものになっています。

もし、本の中身をめくってみて「自分の役に立ちそうだな」と感じたら、ぜひこの本を読んでみてください。そして、できるだけ早く新しい1歩目を踏み出してほしい。

そう思っています。