「九品仏探検」3:浄真寺の鐘楼と本堂! | 今日は何をレポートしようかな?

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 仁王門をくぐると左手に鐘楼堂が見えます。

説明板を読んでみます。

鐘楼

仁王門とは対照的に、流麗な建築手法を示す鐘

楼は関東でも名楼の誉れ高く、宝永5年(1708

年)の建立である。

梵鐘は文化財に指定されており、今に残る深沢

の名家谷岡氏の御先祖が二親菩薩のために鋳

造され(宝永5年)当山に寄進されたものである。

また楼の四周に刻まれた十二支は作者不詳で

あるが、名作として特に有名である。

毎年大晦日より元旦にかけて、除夜の鐘に遠近

の参拝者でにぎわっている。

〔浄真寺縁起より〕


 

 

 右手には本堂が見えます。

そちらに周ってみます。

本堂脇から真っ直ぐ向かう道の先に見えるのは

下品堂ですね。

 

 

 

 

 

 

 本堂の手前には「九品仏のイチョウ」と刻まれた

石柱とまだ葉を付けていませんが見事な銀杏の

木がそびえています。

18mくらいあるそうです。

東京都指定天然記念物ですね。

そしてその横に仏足石があります。

仏足石とは、お釈迦様の足の裏の形を石に刻み、

礼拝するものなんです。

 

 

 

 

 本堂の入口は普請中でしたが、本堂内で参拝の

ために上がっていかれる方がいらっしゃいました。

本堂

本尊に珂碩上人御自作の釈迦牟尼(しゃかむに)

如来(文化財)を安置し、当山第二世珂億(かおく)

上人代、天禄11年(1698年)三仏堂ともども上棟

した。

世に珂億造りと称せられ、雄大壮重なる葺ぶきの

大殿である。近時、往昔の面影そのままの銅版

葺に大修築を完了した。

本堂はまた「龍護殿(りゅうごでん)」ともいわれ、

浄土(彼岸)を表象する三仏堂に対比し、西面し

て穢土(此岸)をあらわす。 

当山独特の行事である「来迎会(おめんかぶり)」

は、この本堂(此岸)と三仏堂中央の上品堂(彼岸)

とのあいだに橋をかけ、阿弥陀仏と二十五菩薩が、

来迎・往生・還来(げんらい)と3回橋を渡るもので

ある。

〔浄真寺縁起より〕


 

 

 

 本堂前を奥に進むと墓所があります。

此処にお墓を持つ女将さんから伺った話では、

墓所内に東急グループの創業者である五島家

お墓や、冒険家・実業家で有名なロッキー青木氏

のユニークなお墓があるといいます。

それを見たかったのですが「関係者以外は入らな

いで!」という趣旨の注意書きを見て、真面目な

七郎委員長は奥に入るのは取りやめました。

また次回トライしてみましょう。