こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。
昨日の記事の続きです。
人生を振り返ったときに「何も思い出せない」という人がいます。
このタイプは「いま」か「未来」に集中しているため、過去を忘れています。
「私は前だけ見て、過去は振り返らない」という人は明るい人ですが、中には必死に過去を断ち切ろうとして、そのようなことを言う人もいます。
しかし、「才能の源泉」を見つけるためには、自分の過去をきちんと振り返ることが必要なのです。
なかなか思い出せないという人は、記憶を刺激するために、昔のアルバムや作文、母校や幼馴染をたずねてみてください。
記憶は、感情・感覚と密接に結びついています。
昔見た光景、嗅いだにおい、聞いた音などがきっかけとなり、思い出せる記憶もあります。
過去を思い出し、素直な感情を認めることは、感情に蓋をしてきた人にとっては難しい作業かもしれません。
特に、悲しみ、寂しさ、惨めさ、恐れといったネガティブ感情には、向き合うことに抵抗がある人もいるでしょう。
しかし、世界を変えた人たちの「才能の源泉」の多くは、屈辱的、絶望的な出来事であることも事実なのです。
あなたの人生には何があり、何がなかったでしょうか?
その出来事に対してどう感じていたでしょうか?
良い悪いではなく、人生で最もインパクトのあった「ある・ない」を思い出してみてください。