久しぶりに長期出張に出ていました。
その間、日本を代表するグローバル企業の経営者、ベストセラー著者、ジュエリー専門店の経営者、ファッション業界で活躍するデザイナー、トップセールスマンなど、第一線で活躍中の方々にお会いしました。
素晴らしい話を山ほど聞いたので、シェアーしたいことが一杯ですが、特に印象的だったのは、グローバル企業の経営者のお話。
戦争に負けた悔しさから、戦後すぐにアメリカに渡り、ソニーやHONDAなど日本を代表する企業が飛躍するきっかけを作った人物。
「僕たちは、負けた悔しさをバネに頑張った」
「戦後25年間で、奇跡の復興を成し遂げられたのは、そんな想い
があったからだよ」
笑いながら話されていたのが印象的でした。
「自分の秘密」で書いたように、人はもらったものか、なかったものから才能を生み出す。彼にとっては「なかったもの」が才能の源泉ですが、それも、敗戦という現実を直接、目にしたからでしょう。
「今は、東京に行くのも、シンガポールに行くのも、ロサンジェルスに行くのも変わらない」
「世界を知れば、日本人にできることは一杯ある」
とも言われていました。
これを翻訳すれば、
・思い込みを捨てて、行動範囲を広げること
・まだ行ったことのない場所、出会ったことのない人に
出会えば、自分にできることがわかる
という意味。
ビジネスで活躍するにも、自信をつけるにも、大切なのは、自分の魅力や才能に気づくこと。今の生活の範囲を少し超えてみるだけで、自分にできて、他の人にはできないこと、つまり自分の価値に気づけるものです。
あなたが今、自分の魅力や才能に気付けないとしたら、同じ場所で、同じ人とばかり、時間を過ごしているからかもしれません。
もし、自分に当てはまると思うなら、やろうと思って、まだやっていないことにチャレンジしてみて下さい。
心が動けば、体も動く。
あなたが一歩踏み出せないのは、知識やスキルが足りないからではなく、心が動いていないからです。行動すれば、必ず何かを感じるもの。その積み重ねがあなたを動かす原動力になるでしょう。
人生の結果はすべて、あなたが起こした行動へのリアクション。
違う行動を取れば、リアクションも変わり、人生も変わります。