なぜ、今、「フーテンの寅さん」が人気なのか? | 才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

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20代、30代の女性の間で「寅さん」が流行っているらしい。
映画「男はつらいよ」には、流れ者の寅さんだけではなく、離婚した家族、未婚女性、未亡人など、社会で疎外感を感じる人が登場する。

高度成長期という明るい時代にも、そんな人はたくさんいた。むしろ、そのせいで、彼らが生きる「隙間」が、どんどんなくなったのかもしれない。

映画の中で、彼らを受け入れるのが寅さんであり、その寅さんを受け入れるのは、彼の家族であり、地元のコミュニティ。

被災地で上映希望があるのも同じく映画「男はつらいよ」らしい。
今、多くの人が「隙間」を求めているのだろう。

しかし、忘れてはいけないのは、寅さんを受け入れる彼の家族は、ずっと地元で同じ仕事を続け、生活を続けているということ。だから寅さんは「フーテン」でいられる。
また、寅さんがいなければ、彼の家族も、家で帰りを待ち続けるという役割を失ってしまう。両者は持ちつ持たれつの関係。一方が存在するからこそ、もう一方にも存在価値がある。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111208-00000302-playboyz-soci