あなたは一人ではありません ~感情の混乱を見極め、心を落ち着かせる方法~ | 才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

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こんにちは、北端です。

今回の地震による被災地の皆さま、被害にあわれた皆さまへ、心より
お悔やみ申し上げるとともに、皆さまとご家族が、ご無事であることを
心からお祈りしています。



連日放送されるニュースを見ては心が痛みます。私は大阪にいて無事です
が、東北には、友人やセミナー参加者、クライアントの方もいます。無事の
連絡をもらい安堵していますが、まだ家族や友人と会えてない方が少しでも
早くお会いできるように心から祈っています。



彼らのことを思うと、さまざまな感情があふれ出てきます。しかし、今、日本、
世界のあらゆる場所で、自分にできる貢献をし、一刻も早く、復興できるよう
に頑張ってくれている人、願ってくれている人々がいます。



あなたは一人ではありません。その人たちの存在を感じながら、日々、自分
ができることに集中すること。誰かとつながって、自分のベストを尽くすこと
が一番の貢献になると思います。



ある経営者がこう言っていました。経営者は、ビジネスを通して支援できる
ように、経営に専念することが復興につながる。会社勤めをしている人は、
目の前の仕事をすることが被災者の支援につながる。


ある臨床心理士の先生がこう言っていました。お父さん、お母さんは、
子どもが安心して暮らせるように絵本を読んだり、一緒に歌を歌って
あげること。



それぞれの立場で、今、できることがあります。一人、一人が今、自分に
できることをすれば、少しでも早い復興につながると思います。



そして、世界中の人が祈っていること、支援のために頑張っている人がいる
と、被災者の方々に届いて欲しいと切に願っています。



私にできるのは、災害後の感情の動きや、感情の混乱を見極め、
心をケアーし、落ち着かせる方法をお伝えすることです。



事件、事故、災害後には、

・不安と混乱の中で取り残されるような「孤独感」
・何をしていいのかまったくわからず、あたふたする「不安と焦燥感」
・衣食住、生命の安全を守ってくれない誰かに対する「怒り」
・「何をしなければ!」という使命感や情熱。そこから来る他者批判
・「大丈夫だろう」という楽観主義的な「感情の麻痺」

といった感情が渦巻くことがよくあります。



特に、震災後、原発の問題、生活物資の不足、余震など続くため、こうした
感情が出やすい状況になっていると思います。


私自身、この数日間で、すべての感情を体験しました。あなたも、どれかの
感情が溢れ出し、振り回されたかもしれません。



感情が押し寄せたとき、押し込めず、ただ「今、怖いんだ」「不安なんだ」
「心細いんだ」「何もできない自分を責めているんだ」と、自分の感情を
受け止めるようにしています。



そうすれば、無理やり、何かをしようとしても空回りしたり、頑張れない
自分や、頑張れない誰かを責める気持ちが消えて、心が落ち着くからです。



自分の心が落ち着けば、安定してきて、今、できることを冷静にでき、
周りの人の、ひいては被災者の方々にとって効果的な行動をとることが
できると思います。



感情は感じれば消えて行きます。怖さや不安が強い人は、自分で自分を
抱きしめてあげて下さい。泣いてもOKです。つらい時、心細い時は、泣いて
下さい。 そうすれば、心に穏やかさが戻ってきます。



人によって「感じ方」はさまざまです。自分の感じ方を尊重できれば、人の
感じ方も尊重することもできるでしょう。



大切なのは「想いやり」。心に余裕があれば、与え合い、分かち合いも
ずっと簡単になると思います。



リーダーシップを取る立場にある方は、こうした感じ方の違いを知って、
周りの人をケアーしてあげてください。



そして、誰かと一緒にいて、つながりをもちましょう。
あなたは一人ではありません。



今日、やっと連絡が取れた仙台の友人から「乗り切るから、見守ってて!」
とメールがきました。彼らの頑張りに恥じないように、私も出来ることに集中
していきたいと思います。



一人が一人に思いやりを渡せば、日本中に行き渡る。
自分が渡せる思いやりを渡して行きましょう!