「できる男・美人の素」知ってますか? | 才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

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「美人のもと」という博報堂のプランナー西村ヤスロウさんのコラムが目に
留まり、思わずページをめくると、目に飛び込んきたのが「植民地」という
言葉でした。



「美人のもと」というタイトルとはかけ離れた見出しに引き込まれ、読んで
みると、思わず納得。



このコラムは、西村さんが、友人達とテーブルを囲んで食事をした経験から
書かれています。1つのテーブルで食事をすると、隣の人との境界線がある
わけではありませんが、なんとなく、「ここくらいまでが私のスペース。
これ以上は、隣の人のスペース」という感覚的な境界線ができ、自分
のスペース(領土)ができますよね。



西村さんは食事をしながら、それぞれの人がどんな領土を持っているのか、観察していて、「美人のもの」に気付いたそうです。



以下、一部を引用します。


「美人の領域は狭い。なんとなくできている境界よりかなり内側だけを使う。



それはテーブル上に表れやすいのだが、実際はテーブル以外のところでも起きている。自分のものをきちんと整理し、自分の領土に収めている。自分のものをあちこちにちらかさないということだ。。それは声の大きさにも比例していて、領土が控えめな人からは、他人に騒音が出たり、迷惑な大声が聞こえてきたりしにく。



控えめな領土は「美人のもと」をつくるのかもしれない。
「美人のもと」が減っているなと思える人の領土に注目してみる。テーブルでは自分の使っている食器などが広がっていて、食事には関係ないものをいつまでも置いていることも多い。バッグが上着などをあちこちに平気で億。それはまるで植民地をつくっているようだ。他人の領土に平気で侵出し、平然と居座っているものたち。



(中略)



そんな植民地こそ「美人のもと」を減らしているのだ。自分の領土を意識してみよう。小さな領土は美しい。」




耳の痛い話しながら、非常に説得力の話しにおもわず唸ってしまいました。
西村さんいわく、これは食事のときではなく、会議室、友人と旅行いった時の
ホテルの部屋の使い方にも表れるとのこと。



考えてみれば、スペースだけではなく、人の会話、時間を奪うのもその1つ
でしょう。



美人に限らず、できる男もこれに気をつけています。はじめは「可愛い奴だ」と
思っていた部下が、何でも自分に頼ってきて、面倒くさくなるという話もよく聞
きますが、これは「時間」を奪ってしまっているから。



弟や妹が、好きな色や服、ファッションを真似てイヤな気分になったことが
ある方もいるでしょう。「ようやく探しだした、最高の洋服なのに、すぐに”
どこで買ったの”なんて聞かないでほしい」そういう話も良く聞きます。





できる男や美人は奪うのではなく、相手を尊重する。
そのためには、人が大切にしているものに気付く「感性」が必要です。



仕事でも美容でも、頑張って結果を手に入れた人は、手に入れるまでに
どれだけの時間と努力が必要なのか、目に見えないプロセスを感じ取れ
る人たち。だからこそ、人を尊重できるのでしょう。
そして、これが「大人の距離感」になって表れるのだと思います。



テーブルの使い方1つに、その人の生き方、考え方が表れる。
小さな違いが、大きな違いを作る。「怖いな~」と思いつつも、小さな違いが
大きな違いをつくるならば、誰でも人生を変えることはできると教えて
くれたコラムでした。 私も、自分を見直してみようと思います。



もし、ピンときたら、人の領域、その人が大切にしているものを見つけて、尊重
してみましょう。そうすれば、きっと、その人もあなたを大切にしくれるでしょう。




追伸 それにしても、「美人の領域は狭い」、「小さな領土は美しい」など、
     簡潔で、美しい表現ですね。この文章に西村さんの美しさを感じます。