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今日は、相談メールに答えます
よくある話です
夫婦で意見が異なるという話
今回の相談内容を引用そのままだとかなり個人色が強くなるので、概要だけ私がまとめて書きました
【相談内容】
夫婦で子育てに対する考え方が違うという相談で、今回は父親からの相談。
中３の娘さんがいて、行きたい高校が見つかっていない状態で、父親は自分に合った高校をこれから探せばいいという考えで、母親は「大学の附属高校でないとダメ」という考えで、娘さんに強要しているとのこと。その母親自身が大学の附属高校を卒業しているようです。父親は自分が子どもの頃に、親の意向通りに進学したことで後悔しているため、娘さんにどう対応していいか悩んでいるということです。
【回答】
内容を伺うと、両親共に、自分の過去の体験に基づいて子どもへのアプローチを行っていることがよくわかります
父親も母親どちらがいいのかという正解はないので、難しい問題なのです
正解があれば簡単にアドバイスができますが、残念ながら正解はありません
この問題の原因は、自分の過去の経験から感じたことが絶対的に正しいと考えているということにあります
母親から見れば、自分が大学の附属高校に行って楽しかったのでしょう。だから絶対にオススメというわけです
父親から見れば、親の意向通りに進むと失敗するという前提が刷り込まれているので、親が決めることはよくないと考えるわけです
どう考えても、お二人の話は平行線です
このような場合、家庭内で父親が強いか、母親が強いかで、決まります
ご相談者さんが、実行できるかどうかは別として、私だったらどうするかというお話をしておきますね
「母親の考え方という一つの選択肢、父親の考え方という一つの選択肢があり、さらに第３の選択肢（学校の先生）もあるかもしれない。それらを参考にして、最終的に自分で決めていけばいい。もし決められないなら「くじ」で決めたらどうか」
という話をしますね
さすがに、「くじ」でどれがいいか選ぶことは嫌がることを織り込み済みで、この言葉を使っています
「自分のことは自分以外の人は決められないということ」をメッセージとして簡単に伝えるためです
くじでも自分で決めるようにというメッセージです
つまり、自分が思っていたよりも他にいくつも選択肢があるということは周囲の大人が示してあげることはいいけども、あとは、自分で選択するということだと思います
そういう意味では、ご相談者さん（父親）の考えに近いと思います（ただ母親の選択肢も一つの選択肢と認めている点が違うぐらい）
が、夫婦のパワーバランスやお互いの関係が良好なのかどうか、お互い他者を理解することができるのかどうかによって、上記のアプローチができるかどうかが決まります
おそらくこの問題の根源的解決方法は、子どもの進路の前に、夫婦が「お互い他者を理解することができる状態になる」ことかもしれません
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