〜Change from Education Be happy and exiciting everyday！ 〜
今日は、もう１本、ブログを上げておきます
連日、相談メールが多く、溜まりに溜まり、対応がかなり遅れているので
徐々に回答ブロブも増やしていきます
【相談内容】
はじめまして！
中学1年になる女の子の母です！
兄中3、娘中1、小学1年娘の3人兄弟です。
私自身勉強が得意ではなく、娘を見ていても勉強ができないところや、体育、図工が得意なところ、
すごくよく似ているので、遺伝なんだなと思ってます。体を動かすことは大好きで運動能力はクラスで1番です！
算数に関しては小学3.4年で知識はとまってます。おそらく授業も聞いているけど頭にははいってません。
ただ、規則正しい生活は送れますし明るく、おもしろく、人間性は◎です?その辺の心配はしてないです！
特に算数ができなくて一緒にやることもありましたが、イライラしながらする姿や、それを見てこっちもイライラしたりで、他人に任せた方がいいと思い個別指導にも行かせたこともありましたが、優しい先生だからきちんといってましたが、勉強の理解はできず、特に何も変わらず終わりました。
本人も自分が勉強できないことを自覚して、自分なりに机にむかったりしてますが、やはり身になってないようです。
大器晩成??魅力たっぷりで、素敵な大人になるだろうと親バカで見ていますが笑
これから来る高校受験がひっかかります。
そんな、3.4年で知識がとまっている子が中学上がってついていけないのは目に見えてますが、
どんな方法で勉強をしたらいいのか、
その勉強方法をすれば中学の勉強まで理解できるようになるのか教えていただきたいです！
そして私自身も5.6年の算数忘れてスマホで調べる始末ですが…
教えることも続きません笑
簡単におバカさんを天才までとはいいませんが、そこそこにするのは可能ですか？
【回答】
まず、人間性◎ということなので、この子の人生は大丈夫です
というより、親がそう子どもを認めてあげているという段階でOKという意味です
ただ、算数がかなりできないということで心配になるということはよくわかります
算数が中１なのに、小３、小４レベルということですが
理科、社会と違って、算数は積み上げ方式の科目で、前のがつまづくとその後が結構厳しくなる科目です
しかし、1回だけそれがリセットできるチャンスがあります
それが中１に上がる時
つまり算数から数学になる時です
その時、ある程度リセットができるのです
ただ、分数の計算程度はできていないと、中１数学でも出てくるので、できておく必要がありますが、基礎計算だけできるようにしておけば数学の世界では、再スタートできる可能性はあります
でも、一番の問題は、「算数ができない」と思い込んでいることで、それが数学になっても引きずられることなんです
そうすると、本来わかることも跳ね除けるので、頭には入りません
もし、算数の基礎をやるということを親の強制ではなく、本人が心から決めるのであれば
掛け算九九、小数、分数の基礎計算程度はドリルでできるので、１週間か10日程度でざっくりとやってしまいます
そのあとは、数学で対応していくようにします
基礎問題ができるというより、理解できればOKと考え、応用、発展問題は捨てます
これで対処できます
しかし、この子は、今、数学をできるようにさせるよりも、その他の科目、いわゆる実技教科を伸ばすことを考えていくといいでしょう
本来、教育者は、このような質問がくると、苦手な算数、数学をどうすれば克服できるかということをアドバイスすると思いますが、算数の苦手レベルによってアドバイスは異なります
ご質問者のお子さんは、かなり算数に関するトラウマが深い感じがするので、そのような状態では、私は通常のアプローチをとりません
なので、このようなアドバイスをするのです
端的に言ってしまえば、「はじめの段階ではイライラすることはやらない」ということなんです
イライラではなく、ワクワク感ができることからはじめ、心が高まっていき、その後、”自ら”数学やってみようかなと思った段階でイライラだった科目を取り組みます
最終的には、この方法が圧倒的に早く伸びていくのです
または、その子にあった師匠と呼べる先生に出会えると劇的に変わることがあります
しかし、その師匠は、算数や数学を教えるのが上手だという意味で、劇的に変わるのではなくて
子どもの心の状態を上手に上げていくことが上手な人です
でも、この出会いばかりは求めて出会えるものではないので
先ほど書いたようなアプローチをまずはとっていくといいでしょう
でもなかなか、このアプローチを信じることができないため、イライラする科目を何とかしてできるようにしようと思い、あれこれと画策していきます
しまいには、受験があるからと言って、”脅迫”するということもあります（今、ちゃんとやらないと合格できないよ！！みたいな）
これが失敗パターンと言われるものですが、失敗パターンだったとは感じずに、この子の才能がなかったということで最後は片付けておしまいにしてしまいます
ですから、私が今、言えることは、イライラする科目を克服することではなく、ワクワクする科目（美術や体育）を伸ばすこと
ということです
すると、やがて、イライラする科目をどうすべきかということを「自分」で考え始め、手を打ち出します
これが人財育成の最大原則という言われているものです
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