〜Change from Education Be happy and exiciting!〜
今日はLINEからの相談メールに答えました
このような状態、全国各地で溢れかえっているんじゃないかな〜
【相談】
石田先生、こんばんは。
奈良に在住の○○と申します。
1日ゲームを6時間する子、という東洋オンラインの記事に驚きを受け、先生を知りました。
このラインにお返事をいただけるとは思えないのですが、お話させて下さい。
我が家の息子は4月から中3になります。
もともとゲームが大好きです。
休日は午前1時間、昼1時間、夜1時間勉強をする。
ゲームは22:30までという約束でした。
コロナウイルスの影響で毎日が休日になり、この約束でいくとほぼ毎日10時間近くゲームをしています。
外にも出られず、宿題もなく。
家庭教師の先生が来てくれる日は1時間が2時間の勉強になるのですが。
飽きるまでやらせてよいものか。
飽きる要素はなさそうです。
勿論好きなことをしているので、ちゃんと3時間は勉強するし、話もちゃんとするのですが、ゲームはしっかりやります。
何ならYoutubeを見ながらインサイダー取引並のゲームです。
息子の機嫌はいいものの私はイライラしないように見て見ぬふりが板についてしまいました。
新年度も休校が決まり、こんな調子でいいのか不安です。
このまま不登校にならないか、依存症にならないか、気になります。
目が悪くなるのは諦めてしまいました。
同じような年頃のお子さんを持つ友人と話をしても結局最後は「自分の心の安定の為に見て見ぬふり」です。
答えは出ないまま。。。
こんな調子でいいのでしょうか。
長い話になりました。
すみません。
先生に読んでもらえるかも、と思いながら書いたら気が楽になりました。
ありがとうございます。
【回答】
日本全国、小・中学生がいる家庭は少なからず、このように状態のところが多いことでしょう(大人も)
そこで、まず頂いた文章から
「もともとゲームが大好きです。休日は午前1時間、昼1時間、夜1時間勉強をする。ゲームは22:30までという約束でした。コロナウイルスの影響で毎日が休日になり、この約束でいくとほぼ毎日10時間近くゲームをしています」
コロナで毎日が休日になったということで、家庭内のあり方も自動的に「休日扱い」にするのかどうかですね
世の中が非常事態ということで、そのまま自動的に休日でいいのかということです
それは家庭の方針で決めればいいことでしょうが、毎日休日扱いして親が困っているのであれば、それはマッチポンプ状態(自分で火をつけて、自分で火を消そうとしている状態)
この設計自体をまずは見直した方がいいのではないでしょうか
例えば、本来は学校に行くことになっているので、平日はあくまでも平日扱いにしていくなどです
次に
「勿論好きなことをしているので、ちゃんと3時間は勉強するし、話もちゃんとするのですが、ゲームはしっかりやります。
何ならYoutubeを見ながらインサイダー取引並のゲームです」
と書いてあることことから察するに、やることやっているので、通常であればそれほど心配はいらないでしょう
しかし、お子さんは中3は受験生(中高一貫でなければ)なので、この期間(休校中)の差が今後ずっと尾を引くことになることは事実です
つまり、勉強のスタートラインがずっと後ろになったということです
一方で、すでに授業をスタートをしている学校、スタートしている塾、自ら勉強をスタートしている子と比べ、(3月〜GW明けの5月中旬まで)短くて2ヶ月半は遅れることにはなります
受験生の場合、来年の2月に受験があると考えると、スタートが2ヶ月半遅れているということは来年の5月に受験があればなんとか間に合うかもというレベルの話になります(8キロマラソンで、自分だけ10キロ手前からスタートするようなもの)
しかも今後、5月GW明けでコロナが収束するとは思えません
ということは長期戦になるので、学校が始まったとしても、変則的になることは間違いありません
つまり、今後1年間は、昨年までのようにはいかないことを想定して組んでいく必要があるのです(もちろん、早くに終息すればそれはそれで良い影響しかないため、計画段階では最悪を想定して組んでおきます)
ではどうするのか?ということですが
中3なので、自覚して、自分で行動を起こすことをしなければ、難しいでしょう
親がいちいちお小言を言い、その指示にしたがって動くということをやっていると親の精神衛生上よくありませんし
そこで、本気の話し合いを家族で行います(上記のスタートラインが既に遅れる可能性があるという話も。話には感情よりも理屈が必要)
子どもは親に言われたらやるというモデルがこれまでの成長プロセスで作られているので、受動的になりがちです
このような非常事態だからこそ、自分の人生をどう作っていくのかという生き方に関わる話をして
自立への一歩を踏み出させるチャンスにしていくのです
それでも行動しない、これまでと行動を変えないということを子どもが選択したならば、それは「自己選択→自己責任」なので、どういう結果になろうとも、文句は言えないということも伝えておきます
ゲームをやめるとか、時間を削減するという問題ではなく、子どもがどういうあり方を選択するのかということです
以上のようなことを子どもに話してあげるといいでしょう
その上で、塾にいくとか、教材を買うとか、計画を作るとかで親がサポートできる部分があれば、サポートしてあげます
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