毎年書くけど、年々、夏期講習がきつくなる・・・・これはやっぱり

年のせいか?終盤になると、もう、ボロボロ、頭の中は、「ああ、早く

夏休み終わってほしい。」というセリフでいっぱいに。

で、本日、やっと終了!打ち上げのバーベキュー大会などを。

鳥しかダメ、だの、豚はダメだの、生徒たちの要求は千差万別。

ビック焼き鳥、フランクフルト、豚肉、牛肉、エビ、トウモロコシ、

その他もろもろ全部詰めです。言われるものを全部用意する苦労人

塾長なのだった。

とりあえず、↓は私が朝早くから仕込んでおいた「豚バラブロック

レモン漬け」を焼いてるかたわら生徒はマシュマロを焼く図。

これも生徒の一人が要求した、シシャモの大群。

で、そのシシャモを焼きながらマシュマロを焼くシュールな絵。

で、全部終わって、生徒を帰したのがこの時間。ええ、一人で乾杯しましたよ。

ああ、今年も何事もなく無事に夏期講習が終わった、と一人乾杯です。ビールが

とんでもなく旨かった。そしてこの後、夜に屋上で天体観測会が控えているのです。

でもビール飲んでちょっと横になったら、もうダメダメ。連日4時間睡眠で

特に今日はこの炎天下、3時間もお外でBBQ焼きまくっていたので、疲れ切って

完全熟睡。起きてみたら午後6時。観望会は午後8時、それまでに望遠鏡の設定、

HPで、「天体観望会」のゴーサインも出さなきゃならない。もう大騒ぎ。

で、バタバタバタと、とうとう観望会の午後8時を迎えたのでありました。

まず、とにかくよく見える(といっても沈む直前の)月を見せる。

クレーターがはっきり見えて生徒も保護者の方々も大喜び。

んでもって、消失から立ち直って、やっと櫛団子のようになった土星を観望。

「だいたい15年周期で土星は輪が消失します。いえ、本当になくなってしまうので

はなく、輪の傾きは変化しており、地球に対してちょうど「真横向き」になる時、

消えたように見えるのです。輪の厚さは100m程度しかなく、 地球から15億キロも

離れているので真横からだと本当に見えなくなります。で、今年は、消失の年であ

りました。で、今、復活してきているとこで、櫛団子のように見えるのです。」

で、最後に、「本当に淡い青い小さな点にしか見えませんが、太陽系最遠の惑星、

海王星をお見せしましょう。時期によって距離は変動しますが、まあ、大体45億

キロ、土星までの3倍の距離、光の速度でも4時間かかるところにあります。光が

月まで1.3秒、太陽まで8分だからいかに遠いか分るでしょう。」と説明させていた

だきました。

でも、本当にとんでもなく小さく暗い。まあ8等級ですからね。肉眼では絶対に

見えません。(人間が見える限界は空の最高に良いところで通常6等級。柏だと

3等級くらいがやっと)望遠鏡で覗いてもらっても全員が見えたわけではな

かったなあ。成功率8割くらいかなあ。けど、まあ、海王星まで見せられたし、

今年の観望会も大成功だったと思いたい。さあ、今から屋上にいって、もう一度

一人で海王星観望して、今日はもう寝よう。疲れた・・・・

明日は一人打ち上げでちょっとおいしい物でも食べよう。自分にご褒美だ!

 

ええ、天文台のドームを回転させるとき、「ずいぶん動きが渋くなってきた

なあ。」とは思っておりました。そしてついに動かなくなってしまった・・・・・

上のドームは、大型キャスター5個に支えられて回転するようになっております。

なんとその大事なキャスターがボロボロ。

ナイロンの軸にウレタンがかぶせてあるようなのですがウレタンが崩れている。

30年の使用による経年劣化とこの暑さだろうなあ。

中には、ウレタン部がまったくなくなってしまったものも。いやはや、これでよく

今まで動いてくれていたものだ。なんとかせねばなるまい。

しかし、ここで困ってしまった。実は、このキャスター、ボルトで止めているわけ

ではないのだ。これ、30年前に、天文台の販売をしている所からキットのような

状態のものを購入し、自分でくみ上げたものだ。その時も、「あれ?これ、金属板に

直接キャスターが付いている?まさか、接着剤?でもキャスターがダメになったら

どうするんだ?」と思いつつ、くみ上げたのだ。その上、この天文ドームを外して、

その間に新たにキャスターを組み込むのはあまりに重労働でありそうだった。

というか、一人では無理だ。また、ドームを外したところで、この接着された

キャスターをどう外すのか、という問題も残るし・・・・・

で、苦肉の策。小型ジャッキなるものをネットで購入。これをネジ回して、ジャッキ

を上げる。ただ、専門工具が必要なので・・・・

パイプレンチで回す!

そして、旧キャスターはそのままにし、新しい(エラストマー製)のキャスターを

組み入れてしまう、という手法にした。旧キャスターは外装がはがれてボロボロなの

でサイズ的には問題ない。(つまり接地するのは、全部新型キャスターだけになる)

エラストマー製にしたことによって、高温等に強く、耐環境特性も高くなった。

おそらく、私が死ぬまでは持つだろう。音も静かになった。

(新キャスターの右にある錆びた鉄板の内側に古いボロボロキャスターがそのまま

残っている。どっちにしろ外せそうにないしね。)

しかし、この恐るべき炎天下、屋上はまさに熱したフライパン状態、でもって、

天文ドームの中は温室状態。まさにダブルで「激熱地獄」。50℃を超えるか、

という感じだったかと思います。これじゃあ、古いキャスターも悲鳴を上げるよね。

今回は私が悲鳴を上げていたけど。激務激務の夏期講習中のささやかなお休みの

日は、こうして「激熱地獄」の中で過ぎていったのでございます。

いや~今振り返ってみても、「サウナに半日」入りっぱなしという感じですな。

動画なども。ブレブレなのは、もう、意識がもうろうとしていたからだと思います。

修理が終わった後、逃げ出すように教室に戻り、ギンギンにエアコンをかけて

ビールゴキュゴキュ飲み干しました。ああ、生き返る!そして今日は、町内会の

盆踊りの日。生徒たちや卒業生も沢山来てて、「あ!塾長!」と駆け寄ってきて

くれて、先ほどのつらい気持ちも吹き飛んだのでありました。

 

 ポラリスでは春の「桜の花見&焼き鳥週間」、盛夏の「かき氷週間」

秋の「ぐりとぐらのパンケーキ週間」、冬の「焼き芋週間」を塾長の

趣味で行っております。その間の月は「実験」で、はたして子供たち

はどちらを喜んでくれているのか・・・・・

 

まあ、というわけで、この地獄の窯の蓋が開けっ放しになってしまった

ような酷暑の夏、満を持して「かき氷週間」なわけでございます。

もう、このかき氷機も10年くらいつかっているなあ。いや、もっとかも。

※すんません。ちゃんと調べたら9年でした。

一日、25個くらいのペースで作っております。これがうちの冷蔵庫の氷製造限界。

で、小学生や年長さんのみ、のはずなんですが、高校生でも(例の眠り姫とか)「我々

にもかき氷をよこせー!」と騒ぎ出すので、たまたま氷が余っているときは渡しています。

 

さすがにこの暑さ。子供たちは「かっき氷!かっき氷!」と大騒ぎでございます。