仮眠用の折り畳み簡易ベッド。とうとう酷使にたえきれず壊れる。

真ん中の支柱に亀裂がはいり、ベッド中央がへこむ。

さて、どうしたものか。

桐のすのこだけ外せば、オール金属なので資源ごみだ。だけど、この膨大なネジを

外すのは、ちょっとなあ。と思ったところで、ずっと昔ネットで買っておいた電動

ドライバーの存在を思い出した。ジャーン、これぞ文明の利器。ものの20分で、

すべてのネジを外せた。

これ、この通り。立派な資源ごみの出来上がり。

で、取り外したすのこは、薪に転用。これでまたアウトドアライフが楽しめるぞ。

うひひひひ。(時間がゆるせば、だけどね。)

 

 

 世の中には電気を通す「導体」と通さない、もしくは通しにくい「絶縁体」

があります。(条件によって通したり通さなかったりの「半導体」というのも

ありますよ。)空気なんかは絶縁体。だけど、あまりに高い電圧をかけると、

「絶縁体」と言えども、電気を通してしまいます。たとえば、雷。雷は実は

1億ボルトの電圧を有します。で、雲から地面まで落雷が起きるわけ。

大体、空気中、一万ボルトで一センチ、電気が流れます。まあ、「空気を

切り裂く」感じ。これを「空中放電」と言います。で、かつて、二万ボルト

が流れる装置を作りました。つまり「2センチ」空中放電が起こる装置。

このロッドの間隔は大体2センチ。

これ、異常なほど生徒受けがいい実験なのだけど、受けがいいほど、

こちらの不安がいっぱいに。いつか、生徒たちが興奮のあまり暴徒化し

「ヒャッハー!」と叫びつつ、このロッドに飛びついてくるのではない

のか、という不安。そうなると絶対に感電する。ああ、まるで、焚火に

狂喜乱舞しながら飛び込んでいく虫たちの映像がかぶる。うちの生徒たち

ならやりかねない。

 

う~ん、と考えてネットを見ていたら、面白いものを見つけた。

「テスラコイル」だ。すぐにぽちった。

これだと、超高電圧を低電流で出力できる。つまり見た目派手だが、あまり危険の

ない空中放電ができるのだ。まあ、動画を見て頂戴。

途中、LED電球を近づけると、放電が電球に達してエネルギーをもらい、

発光するのがわかる。

指に当たっても、痛くな~い。(当たった瞬間、ちょっと熱いけど。)

この装置はこんなこともできる。スマホからBluetoothでこの装置に曲

を送り、この装置はそれに共振させて空中放電に同期させ、その時空気

が切り裂かれる音(いわゆる雷鳴)を音源にしてスピーカーにする、

という感じだ。(門外漢だからこんな感覚的な説明でごめん。)では行ってみよう。

これも生徒に大うけだった。(ただし、一部の生徒が「うるさい!」と

いいました。)

 

次回は、この空中放電を利用して、いろいろな不活性ガスを封入した

ガラス管(いわゆる「ネオン管」)をさまざまに発光させるつもり。

生徒たちは喜んでくれるかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 教室に蛾が飛んでいる。虫嫌いな生徒がさわいでいる。「塾長!なんとか

してよ。蛾が飛んでいるよ。蛾が。それも何匹も」

「別に蛾くらい、いいじゃん。毒蛾でもあるまいし。」

 

まあ、かわいい生徒のためならば。教室にはいつも虫取り網が何本かおいて

ある。さっそく、出動だ!

 

で捕まえてみれば・・・・・あれ?見たことないなあ?こんな蛾いたっけ。

拡大 なんか、目が変だよね。

調べてみたら・・・・アミガサハゴロモというカメムシの仲間なんだそうな。

これがカメムシの仲間なんて信じられないでしょ?生物って不思議。

収斂(しゅうれん)進化の果ての生物だね。「収斂進化」とは、系統の全く異なる

生き物が、環境によってほとんど同じ形に進化することだ。たとえば、かつて陸上

生活をおくっていた偶蹄類(ウシやカバの仲間)が水中生活をはじめて、気が付

けばあっというまにイルカやクジラのような魚系の体になってしまった、という

感じ。どこぞの生物学者が「生物の本質は水である。容器(環境)によって姿形が

変幻自在に変わって行く。」というようなことを言っていたが、まさにその通りなのだ。

ただ、これ、羽の暗緑色な点は日本のアミガサハゴロモなんだけど、羽の両サイド

についている斑点の形は、外来種の「チュウゴクアミガサハゴロモ」のものに良く

似ている・・・・・う~ん。交雑種ではあるまいな。(適当なこといってごめん)

なんでもチュウゴクアミガサハゴロモは最近急増して農作物を荒らしまくっている

ようだから気を付けないと・・・・

最近の周りの動植物は温暖化やインバウンド等の急速な国際化、個人輸入量の急増

等の理由で、あっという間に変わった。気が付くと見たことがない虫や植物が

あふれてます。ごく最近の外来害虫としては「クビアカツヤカミキリ」とか、「トコ

ジラミ(特に薬剤の効かないスーパートコジラミ)」は各地で猛威を振るっている。

このままだとどーなるんだろう。まあ、入ってきて一番やばそう

なのは、「ネッタイシマカ」だと思うなあ。これは病原体の運び屋としては超一流、

サラブレッド級だから、ヤバイ。これはなんとか水際で阻止してほしいです。