一日やっと休めた。ただ、グダグダしていたので昼過ぎになり、遠出はできない。

いつもみたいに「車に自転車積んで」なんて時間ももったいない。

しかたないので、直家から自転車に乗り、出発。とりあえず、手賀沼に向かおう。ああ、

いつもの手賀沼の景色。

そうだね。今日はそのまま手賀沼の奥までいっちゃおう。 カモがいっぱい。

手賀沼の東端、フィッシングセンターに到着。ここにカレー屋さんができているのだ。

この時点ですでに2時半。混んでいるけど、この先に店があるかどうかわからんから

待つしかないね。すると店の人は「テラスならすぐで入れます。」とのこと。

これが外のテラス。風が強くて寒いのなんの。

やっと出てきた「ハンバーグカレー」もあっという間に冷却されました。

(味は本格的だったけどね。)

さあ、お腹もくちたし、そのまま東に向かう。手賀沼の東端には「手賀川」という川が

繋がっていて水を沼に運んでいる。この川に沿って印西方面へGo!どこまでもまっすぐだ!

で、やっと利根川に合流。ここから銚子方面にまっすぐ!(ただ、もう4時過ぎだから、

もちろん海まで行けないけどね。)

そして、ああ、とうとうまたあの水門が見えてきた。いつも雨の時に車を走らせてまで

行く、私のお気に入りの場所だ。

ああ、日が暮れる前にここまでついた。前にも書いたけど、もう30年くらい前に、

やっぱりこんな夕暮れ時にここに来たことがある。その時も美しい夕暮れ時で

周りがみんな金色(こんじき)色に染まって見えた。

ふと見ると、この水門の最上階に少女たちが上っているではないか!そのうえ

私に手を振っていた!上に登れないように鎖で門が閉じられているはずなのだ

が彼女たちはそれを乗り越えて登って行ったのだろう。

僕は「あぶないよう。早く降りたほうがいいよ。」と面白みのない大人ぶったセリフを

言いながら、たまたま持っていた望遠レンズ付きのカメラで、やはり金色色に輝いて

いた彼女たちに向けてシャッターを一枚切ったのだ。彼女たちは手を振りながら

「ありがとうございま~す!」と言ってくれたなあ。いい時代のいい思い出。

例の、「いまわの際の走馬灯」には、きっと出てきてくれる景色の一つだと思う。

で、どんどん日が暮れていく。日が沈むのと追いかけっこで家に帰るぞ。

なんだか、手賀川の川沿いにあった。民家風レストラン。いつか時間があるときにでも

入ってみたいね。

手賀川を手賀沼に向かっている最中、前方に光る二つのもの発見。これはヘッド

ライトに反射した動物の目だ!近づくと・・・暗闇でわかりづらいが、これはきっとタヌキ、

それも子タヌキであろう、とわかった。カメラを取り出して即撮影!「やったー!」と

思って、自宅に帰ってからパソコンモニターで見てみると・・・・・

なんと・・・・ギリギリ画面に入りこんだけど、ダメダメ写真じゃ~ん。(フラッシュで

やはり目が光っているね。)

拡大してみてもブレブレだし。これは相当がっかりした。うまく撮れたと勝手に

思い込んでいたからなおさらだった。まあ、夜、とっさの事だから仕方ない

けどね。

まあ、風が強くて寒い日だったけど、いい運動にはなった日だったな。でも

頭の中はタヌキだらけ。「タヌキがうまく撮れなかった。う~ん!」とね。

 

でもって、翌日、月曜日。教材会社から「頼まれていたテキストが入りました!」

と連絡が入り、車で松戸まで出かけたのでした。途中、「ああ、そうだ。ここら辺には

熊野神社があったなあ。なかなか雰囲気のある神社だったし、まだ一月のうち

だから初詣をしていこう。」と脇道にそれたとたん。

拡大。

私は夢でも見ているのではないかしら。生きているタヌキなんて、生まれてから

5回くらいしか見たことが無いのに、昨日印西で見てから16時間くらいしかたって

居ないぞ。ああ、幸せの青いタヌキ(鳥だったけ?)はここにいた!

これはなんだな。いわゆる「引き寄せの法則」というものか?

それとも「熊野神社」の神様が粋なはからいをしてくれたのか?

それとも、まさか、タヌキに化かされているのでもあるまいな。いやいや、千葉県では

タヌキが異常繁殖していて、いたるところタヌキだらけになっていたりして?

世の中、面白いことだらけだよね。本当に退屈だけはしない人生。