例によって、卒業生から連絡。
「この前入れなかったフレンチ、予約入れちゃいました。みんなで
いっしょに行きません?」
と言うわけで、卒塾生の双子ちゃんとその片方の子の旦那(イタリア人
で元プロの料理人)と10カ月のお子さんと私とで運河にあるフランス料理店へ。
大正ロマンの雰囲気あふれる老舗の「フランス料理店 しんかわ」
料理人であるイタリア人とフランス料理を食べるのもまた一興。
いや~、このコロナ禍状態でありながら、予約を入れなければ入れない
お店って凄いよね。今日も店内は(席の間隔こそ離れていたけど)満席
でございました。
で、ランチコース。
まず、魚か肉か、メニューから選ぶ。今回はみんな「お肉」を選びました。
敷き紙もなかなかいいよね。
で、まず、パンから出て来た。温かいパンにオリーブオイルと岩塩
がマッチして美味しかった。
で、ぞくぞくと料理が・・・・ごめん、店の方がいろいろ説明して
くれたけど、記憶が飛んで説明できない・・・・これ、メインは海老
のフライだと思う。左上の丸いボールは「常陸牛」のメンチだ。
右下のポタージュは「サツマイモ」がメインで作ってある。
柔らかい甘みがとっても美味しかった。
これが常陸牛のメンチ。下には赤キャベツが敷いてある。
これはメインの「鴨胸肉の低温調理」だと思う。最近、肉の調理
の際の「温度管理」の重要性がかなりわかってきている。実験的な
環境で、「適温」を探し出すことに成功したのだ。「名コック」たち
の技をデータ分析で際限しようとしている、ともいえる。
たとえば、牛肉は温度「60℃」が最適、と言う感じで。
で、まるで実験器具のような「低温調理器」が最近よく売り出されている。
まあ、料理は9割がた、「科学」だとは思う。だけど、より高レベルな
域をめざすと、そう簡単にはいかないのだろうなあ。だって、食材一つ
とっても、その日その日で違いがあるからね。気温、湿度の違い、もっと
言えば、その日の「顧客」の違いだってある。肉体労働やスポーツをして
汗をかいてきた人は強い塩分を好んだりするからね。と、うんちくを書いて
しまったけど、結構おいしかったです。右の茶色の粉は「コーヒー粉」だそう
で、中の肉をつけて食べて下さい、との事だった。「苦み」をアクセントに
する趣向だろう。
で、デザート。右はチョコレート味のアイスに牛皮がかかっている。
最後のコーヒー。美味しかった。
今日の食事全景。お店の人に撮ってもらった。真ん中のさえない
オヤジが僕ね。
最後の最後に、双子ちゃんの、まだ独身だった方の子が、
「私、11月にお嫁に行くことになったんです。」と・・・・
まだ毒身、いや、独身な私ですが、一足飛びに最愛の娘を嫁に
出す親父さんの気持ちを味合わせて頂きました。うううう、
今日の料理の最後の、そして永遠に忘れられないアクセント
だったような気がします。ううううう、幸せになってね。