いよいよ本格的に定期試験が始まった。中学は公立・私立合わせて5校の生徒がいるので、これからしばらく気が抜けない日々だ。本来は、この土日、年に一回の福島での星まつりの日で、たくさんの仲間たちからもお誘いが来ていたのだけど、さすがに仕事優先で、断念。土曜日はそのうちの一校に朝から晩まで付き合って授業を行った。(断腸の思い、だったけどね・・・・大体、定期試験は三期制だったのが、急に二期制に変わってしまって試験の日程がずれたのが悪いのだ!)で、例によって昼はカレーね。トマトジュースをベースにして肉も野菜もたっぷりな「栄養たっぷりカレー」です。一応、「健康管理士」の肩書を持っているので、生徒に食べさせる時にはうんちくオヤジになります。「君たちには野菜が足りない!」とか言ってちょっとえばる。

トマトの酸味が若干残っていて、「〇亀うどん」の「トマ〇〇カレーうどん」に近い味わい。

で、土曜日は一日中付き合った。「日曜も開けてくれ!」という声も上がったが、なんといっても7月近くまで続く長丁場。「休みがないと塾長、死んじゃうから。」と日曜は印旛沼へサイクリングへ。ただ、天気は思いのほか悪く、降ったりやんだり。仕方ないので、とりあえず「水産センター」で一杯。

う~ん。たまには贅沢も良いか。と、鰻なども。

さて、ひと気のまったくない公園へいくと・・・・何やら大木が。

これは、まさに、「登ってくれ!」と言わんばかりの枝ぶり。特に赤く塗ったあたりは「ここで寝てね。」という感じのなだらかさ。

こりゃ、登らねばなるまいな。ああ、この巨木の裏手にまわると・・・・またこれこそ「登ってくれ!」と言いたげな傾斜角。

ええ、もちろんここまで誘われて、断るわけには行きません。カメラ片手にずんどこずんどこ上りましたとも。

ああ、だんだん景色がよくなるなあ。だけど、人が見たら、「髭を生やした怪しいオヤジが木に登っていく!通報だぁ~」になるのかしら・・・・だけど、木に登る、という行為はもしかしたらうん十年ぶりかもしれないなあ。なんか懐かしいなあ。

途中、例の大枝で寝てみたりする。これは意外に良いベットかも。

で、ちょっと横になった後、また登り続ける。景色がどんどん良くなるぞ。

おや、あちらになにやら・・・・

ズームで拡大!あれってもしかしたら・・・・竜巻になりかけではないよなあ。

いや、昔、筑波で竜巻に襲われたことがあって、ついつい心配してしまう。

 

さて、木から降りて、夕刻までちょっとひと眠り。目が覚めたらすっかり暗くなっていた。さあ、帰宅だ。久しぶりの木登りは楽しかったね。

 

 

 

 

ああ、今日は雨だ。昨日は天気が良かったけど、生徒に付き合ってずっと定期試験対策をしていたので、今日はきちんとお休みを頂こう。

というわけで、例の場所に。雨の休みは9割方ここに来ます。車で小一時間かかるけど。ここでたまりにたまった古新聞を読みまくる。ここしばらく、本当にいろいろあったから4月の新聞なんかもまだ読んでない。

お腹が空いたから、車内でお湯を沸かしてラーメンなどを。なんでも「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」とかいう煮干し沼ラーメン。これは癖があり過ぎて好き嫌いがわかれそう。これ毎日食べたら痛風になりそうだな。(粉は煮干し粉ね。)まあ、俺は好きだけどね。

ああ、雨が本降りになってきた。

この後、新聞を読み疲れたらリクライニングして雨音を聞きながら寝て、起きたらまた新聞を読み、時々は川下のはるか遠景を眺めたり、川面に落ちる雨をぼーっとみていたり、そしてまた溜まった古新聞を読むを繰り返した。雨音を聞きながら寝るのは気持ちいいなあ。今日はそんな一日だった。

さあ、もう暗くなってきたので帰りましょうか。

 

さて、朝。福島方面秘密基地No.2はこんな感じです。朝日は木々に遮られ、野鳥の声で目覚めることができます。しかし、今朝は・・・・夢の中にレイソルの歓声が響き渡った。(うちの近くにレイソルスタジアムがあり、試合の時は歓声が聞こえるのです。)夢うつつの状態で「おかしい、なんで歓声が聞こえてくるんだ。それもこんな朝っぱらから。ここは人里離れた山の中だったのではないか・・・・」とぼんやり思っていたのですが。これがなんと、キツツキの打撃音だった!すぐ近くで「ダダダダダダダダダダダダダダ!」とやりまくっていた。まるで工事現場である。自然豊か、というのも考え物である。

で、朝食なども。朝はパンとコーンポタージュとトマト。簡単に済ませます。

で、いよいよ山中散策に出発。この奥に宝石のような沼があるのだ。

森の中に入ると、温度がちょっと下がって涼しく感じる。ああ、新緑が輝いている。

こんな新緑の中を歩ける幸せ。もちろん新緑の匂いで充満していて、意識的に深呼吸しながらの散策だ。気持ちいいなあ。

見上げると、カエデ。秋には奇麗に色づくだろうなあ。

で、やっと男沼に到着。ちなみにこの右の木を私は「キングギドラの木」と命名している。ここから沼の周りを巡る。

途中にある、「春もみじ」。春に紅葉する。ただ、今年はそれほどでもないなあ。

先端部だけ、ちょっと赤い。

途中、ホオノキなども。この大きな葉に味噌でもつけたおにぎりを包みたいね。

光をすかして緑が映えるね。

ああ、誰もいないこの沼辺を一人ぶらぶら歩いていると、このまま魂が居残ってしまいそうな気がするね。秋はここは全部紅葉するんですよ。この世のものとも思えないよね。

動画なども。

何か心の澱が溶けていくね。

ここからちょっと歩くと水場あり。

で、いつものようにここでコーヒーを淹れる。新緑の匂いと淹れたてのコーヒーの香りが鼻孔をくすぐる。たまらんなあ。

 

あの山が「栂森」。今度来た時に登ってみたいね。

さて、ここからもう一つの沼、「仁田沼」へ向かう。前にも書いたが、仁田沼は遷移が進み、もうすぐ「沼」から「湿地」へ変貌を遂げようとしている沼だ。

 

動画なども。湿地に近いのでカエルの声が良く聞こえる。

周囲をめぐるには湿地なので木道ができている。右側はみんな水芭蕉だ。

おや。左側に藤の花か。

ちょっと散りかかっているけど・・・誰もいない山中で見ると風情があるね。

巨木が倒れている。

しかし・・・・根はまだ断ち切れていないのか、倒木からいたるところ新芽がでて、枝葉を伸ばしている。奇麗な新緑だ。たくましいなあ。

動画の方がわかりやすいかね。

隣にあった老巨木。こんなのが突然倒れたのだなあ。

さあ、最後に、この地区で最大の沼、女沼へ ただ、時間が迫っているので、丘の上から眺めるだけで・・・・・男沼もそうだったけど、新緑の中の宝石のようだね。男沼と違って、高台からその全景を見られるのが素晴らしいね。

別方向から

で、ふもとに降りて温泉に入り、うまいお蕎麦を食べて、と。

午後3時過ぎに帰路についたのであった。ああ、久しぶりに堪能した良き山行でございました。