今朝
夜明け前からいとど風激しう吹きまさりて。
洗濯物などいみじうこそ踊りけるをあやしと見ゆ。
影山美知子さんは、白鷗高校の国語教師でした。
強面な感じでしたが、はっきりした物言いは潔く小気味よく、
その先生から「舞姫」の授業でほほ笑みながら褒められたこと、
うれしく誇らしく。なにしろ何もよくできない劣等生でした
から。ましなのは、国語と英語くらい。
同窓会 鷗友会の理事の方から、影山先生の源氏物語についての
著作のこと伺い、全何冊だったか、一度に全部は荷なので、
2冊お借りしました。
この本のはじめに「阿久澤登美子先生に捧ぐ」とあり、どなたか
と思いましたら、「あとがき」に、影山先生が白鷗高校の前身
東京府立第一高等女学校2年生の時、「教室に初めて見えた」
「美しく、しっかりした板書、まぶしいばかりの二十三歳」と。
2019年2月、阿久澤登美子先生との不意の別れがあり、
書き始め、先生の写真に「話しかけながら続けているうちに、
なんとか形になり」また「若い頃につきあった昔の生徒たちに
何か言っておきたい気分になって」とのこと。
私が教わってた頃、影山先生はもう「若い頃」ではありません
でしたが、先生の思いを胸に、源氏物語の世界へ今また。
DO DO ITS A GO GO 7 7 7 GO !
淋しいうれしいいろんな思い 生きているっていうことは 歌織
今朝、夜明け前、月が明るく見守ってくれてました。
うれしく手をふりました。