10年前の2010年11月以来の二期会でのメリー・ウイドウです。この10年前の公演は、私のオペラ鑑賞の上でエポック・メーキングなものでした。
それまでは、年に一、二回オペラを観て、都度それなりの感動があったのですが、何故か、この10年前のメリー・ウイドウでヴァランシエンヌを演じたソプラノの坂井田真実子さんの歌唱・演技に魅せられ、これを契機にオペラには嵌っていった次第です。
坂井田さんは、4年前に国指定の難病、視神経脊髄炎に冒され、諸制約下ながら音楽活動に今でも全力で取組んでいます。とは言え、拘束時間、期間の長い大規模なオペラ公演に出演することは叶わずということで、本来であれば、今回のメリー・ウイドウにハンナ役で出演だったのにと思いながら昨日の公演を観てきました。
今回の公演プログラムに載っていた10年前のヴァランシエンヌの坂井田真実子さん。相手は小原啓楼さん。
新人の箕浦さんを除き良く知っている人ばかりで、とても寛いだ感じで観ていました。
三戸さん、高田さんとはウイーンで御一緒(坂井田さんも)シェーンブルン宮殿劇場でのコンサートも「共演」しました。
シェーンブルン劇場リハーサル前の高田さん
(菊地美奈さんプロデユースのメリー・ウイドウ)
今日のオーケストラ 東京交響楽団。指揮沖澤のどかさん。カーテンコールで一番大きな拍手を受けていました。