2024年3月2日、3日と茨城県の「かなさ笑学校」で第3回全麺協首都圏支部交流大会が開催されました。
2日は名人戦(段位ごとの個人戦)
3日は団体戦(二八、生粉、更科)
鵜の会からは名人戦のみ出場。
メンバーは、岩崎四段、島津三段、そして私、森田(四段)です。
団体戦は3人合わせて十段までという制限があり、ちょうど良い組み合わせができず鵜の会からは参加しませんでした。
(今更ながら、複数の会の混成チームもあったので、そういった方法もありましたね)
場所は常磐道・日立南太田ICから車で30分ほどの所にある「かなさ笑学校」です。
かなさ笑楽校は、旧金砂小学校(平成20年3月閉校)を改修した宿泊可能な体験交流施設です。
今回は体育館が名人戦の会場です。
この日は冷え込んでものすごく寒さ。体育館なのでもちろん暖房などというものはありません。ほぼ冷蔵庫の中に何時間もいるため、待っている間に冷えないようにするところから戦は始まっています。(見学者も日向に固まってました)
名人戦は、並粉の二八で1kg、40分というのは普通ですが、ポイントはヤカンで加水をするというところ。
もちろん中は見えませんし水の量も1L入っているので今何cc入っているのか全然わかりません。
更にはそのヤカンも大きさや水の出方がバラバラで、いくら自宅のヤカンで練習してもアカンというわけです。
なお、どのヤカンになるかは抽選で決まります。
左の7番、8番が巨大なヤカンです。逆にコーヒー用の口が細いものもあります。こんなのに当たったら大変ですね!
と言っていたら島津さん、しっかりでかいの引いてました!
3回目の加水。手水で入れてますが結構ドバドバ入れていて大丈夫かなと思ってましたが、やはり緩めだったとのこと。
が、その緩さを感じさせないスムーズな蕎麦打ちでまとめていきます。
なお、今回の舟も特徴がありまして、下が透明になっています。持ち上げるとイカダが一発でバレてしまう恐ろしい仕様ですが、覗いて見ている審査員はいないようでした。(切りでは審査員が間近に来てじっくり見てくれるので、イカダなどはすぐバレます)
打ち終わった蕎麦はまとめて展示され、皆様の厳しい目にさらされます。会場が遠いため見学者も少ないのが不幸中の幸いです。
そして島津さんの完成品。若干の長さのムラはありますが、切りそろえ率や置き方、打ち粉の少なさが素晴らしい。
毎日、出社前の時間で練習したというだけのことはあります。
岩崎さんと私は第3組で隣でした。
岩崎さん
水回し
延し やはり岩崎さんの周囲は見学者が多い。
すっごい見られてますね
完成品。さすがの仕上がりです。日本中の名人戦を渡り歩いているだけのことはあります。
わたくし森田
普通のヤカンとはいえ適量はわからないので刻んで加水しますが、そうするとダマになりやすい。
(ちなみにマスクは感染対策というより防寒対策です。)
四つ出しはまた(゚д゚)になってしまいました。
延し、ちょっと肘が曲がってますね。
切り、1.5mm狙い
完成品
ぱっと見はまあまあに見えますが、最後はイカダになり打ち粉も残っていて残念。
そして結果発表!
3段の部
島津さん、見事名人に!おめでとうございます。また鵜の会で新たな名人が生まれました!あのヤカンで名人になったのだから文句のつけようがないですね。
4段の部
岩崎さん、準名人!おめでとうございます。ただ、岩崎さんレベルになると名人になれなかった悔しさの方が大きいんでしょうね。
さて私、森田は?
審査をされた方から後で「落ち着いてて良かったよ」と言っていただけました。そうですね、落ち着いてるのが一番です!
最後に記念撮影
まずは受賞した2人で。
審査員の谷さんも入れて「オール鵜の会ズ」で。
森田は翌日の団体戦も観戦しました。夜は懇親会のBBQがあり、「音楽室」で2次会、泊まりは「5年2組」でした。なかなか遠い会場ではありますが、こういう普段とは全く違う環境で交流、体験ができるのもいいものですね。
なお団体戦は応援OKということでチームごとに幟を立て、お互い声を出して応援するので名人戦とは全く雰囲気が異なります。
動画を載せたいのですが、音声付きGIFが作れないので写真で雰囲気だけお伝えします。
帰りは会場近くの「金砂の湯」で温泉に入り、同施設内の食堂で名物けんちん蕎麦を頂いてから帰りました。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様体調にお気をつけて次回研鑽会でお会いしましょう。
では、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ