おとといの火曜日、単身赴任から帰還して2度目の街道歩きへ。
1回目は初めての四国の街道でしたが、今回2回目は長らく放置していた街道へ。
実に8年ぶりとなる伊勢本街道です。
朝早いバスが平日しかないためタイミングを逃し続けてましたが、
今は幸か不幸か時間が十二分にあるので、ここぞとばかりに行ってまいりました。
(前回は→ 伊勢本街道①(榛原→山粕) | Eddie's Diary (ameblo.jp) )
近鉄榛原駅から50分近くバスに乗って山粕東口バス停へ。
そこから徒歩数十mの公衆トイレの裏から出発します。
スタート地点からすぐに峠道になるのですが、案内板で予備知識を仕入れます。
案内板の説明通りの急坂を登っていきます。
ウォーミングアップもないままにいきなりの急登でキツイです。
キツイと言いながらもわずか10分あまりで鞍取峠に到着しました。
江戸期には茶店があったそうですが今は植林地。
6年目の調査では陶磁器や古銭が見つかり人の往来が確認できたそうです。
峠を越えると曽爾村から御杖村に入ります。
下りも植林帯で見た目があまり面白くありません。
峠道を下り切ると宿場町桃俣宿です。
今回は古い家が各所で数多くみられました。
桃俣宿を出たらしばらく国道369号線を歩きます。
横のススキからかわいいウリ坊が姿を見せてくれました。
ビックリしたのかすぐに隠れてしまいましたけどね。
国道から反れて川沿いを歩きます。
標高が高い分、色づいた木も多く見かけました。
土屋原の集落にやって来ました。
御杖村のコミュニティバスはかわいいゆるキャラ系が目印になってました。
当方のような日帰りでなくぶっ続けで歩く方はこの宿を利用する人が多いとか。
晩秋の山間の風景を見つつ進んでいきます。
思っていたより風が冷たく、少し冬を感じながらの歩き旅でした。
再び国道と合流します。
国道から外れると各所で見られるおいせまいりの札。
これを見ると安心感とともに伊勢へ向かう気分が高まります。
牛小屋の横から桜峠へ上がっていきます。
どこも道案内がしっかりされてるのですが、ここは少し分かりづらかったです。
桜峠への道も杉の植林地。
たいした急登ではなかったので楽勝でした。
峠を下りて視界が開けるとドーム型の建物。
街道は昨年移転した御杖小学校の敷地を通っていたのですが、
今は通れませんので巻くように迂回しました。
三度目の国道合流後、葉っぱがはらはらと散るイチョウの所で分岐します。
ありがたいことに道が分かれる要所要所で案内標が立ってますので、
うっかり地図がなくてもまず道に迷わず進んでいけます。
この先に停まってる車は旧街道につきものの廃車です。
菅野宿の入口にやって来ました。
右手に道標と天保3年建立の常夜燈が立っています。
「左 いせみち」 「右 はせみち」
往時には旅籠がたくさんあった菅野宿。
栄えてたであろう面影が残っていました。
伊勢国に近いからか、まだ大和国ながら注連縄を飾っている家を見かけました。
木槌を架けるのはこのあたりの風習かな??
道標もう一つ。
「右 いせ」
菅野宿は歩いてて雰囲気のいいところでした。
郵便局も伊勢本街道をアピールしてました。
郵便局の先、曲がるべき所をスルーして直進してしまいました。
見た感じ旧街道な風情なのでまぁ良しとしましょう。
紅葉が綺麗なところにある小さな道標。
「伊勢本街道 右 旧ちか 左 新道」とあるので右の旧道へ進みます。
明治になってから県道を作った際に設けられた道標とのことです。
旧道は川の土手道でしたが特に荒れておらず無事通過できました。
橋を渡り、次は牛峠を目指します。
牛峠への道は地道ではなくアスファルトの林道です。
緩やかですが約1kmの道のりを登っていきます。
国道とぶつかるところが牛峠。
地道でなければ峠を越えるという実感が湧きませんね。
峠の角を曲がり国道に入るところにある看板。
なんか見覚えがあるような・・・・。
三峰山の登山口へ向かう時に通るところではないですか!
右手へ巻いていくのが登山口への道。
左が国道369号線。そして伊勢本街道は真ん中の赤矢印方向へ。
伊勢本街道がここを通ってるとは知りませんでした。
3方向への分岐点にベンチがありましたので休憩です。
この時点でスタートから2時間20分を経過。
上手くいけば早い電車(気動車)に乗れるかも?と思ってたのですが、
ちょっとムリそうなので断念、長めの休憩といたしました。
少し長くなってしまいますのでブログアップもここで休憩。
後半に続きます~。