こんにちは。

 

夏期講習真っ最中ですが、私が担当する中学受験コースでは毎回ノートをチェックしています。

 

中学生(集団指導コース)ともなると、そこそこきちんと取り組めるのと人数が多いので、なかなか一人ずつのノートはチェックできないのですが、小学生ともなると中学受験コースとはいえ、しっかり見ないと明らかに模範解答を写してくる生徒やサボってしまう生徒もでてきます。

 

本来なら、

 

見えないところでサボるのは三流

 

人に見られていないとできないのは二流

 

1人で計画を立てて取り組めるのが一流

 

・・・なのですが、現実的には一流の生徒は少ないものです。

 

さて、提出されたノートを見ていますと、いろいろツッコミどころがあるノートもございまして、中学生や他の生徒さんにも該当するかもしれませんので、ここらで一旦、まとめさせていただきますね。

 

1.字が汚い生徒 

 

 ノート確認の目的は家庭学習の様子の確認です。

 

 よって、特別丁寧な字を書く必要もないのですが、中にはあまりにも雑な字の生徒も。

 

 正直、「よくこの字を他人に見せられるな…」と思ってしまうことも。

 

 字が汚いとは下手とかそういう話ではありません。

 

 基本的に字は下手でもいいから丁寧に書く、が鉄則となりますので、

 

 そこは良いのですが、殴り書き、走り書きは褒められたものではありません。

 

 あたかも「早く終わらせて、さっさと好きなことに取り掛かろう」と言わんばかりの字の生徒も。

 

 「字は人を表す」

 

 という言葉もあります。

 

 人=人柄ですので、このようなことを書くと「人格否定だ!」「個性を認めろ!」などと揚げ足取りが出てきそうですが、聡明な保護者様であれば、そういう話ではないことはご理解いただけるでしょう。

 

 例えば、漢字テスト、国語のテストの際にトメ・ハネ・ハライができていなければ正解とならないのです。

 

 「丁寧に」ということは「ゆっくりと」という意味ではなく、トメ・ハネ・ハライをはっきりと書くことに他なりません。

 

2.漢字が間違っているのに〇をつけて提出する生徒

 

 漢字の練習をしたあとの自己採点で、「果たしてこの生徒は模範解答を見ながら丸付けをしているのだろうか」と思うこともしばしば。

 

 自信をもって書いたのだから、書けていれば〇であり、書けなかったところが自分の課題、くらいに思っているようではいけません。

 

 周りの大人にも言っているのですが、「~だろう」で行動する人は不測の事態が生じた際に初動が遅れ、「~かもしれない」で行動する人は危機管理能力にも長けているものです。

 

 丸付けをする際は、間違っているかもしれないという気持ちで取り組むとよいでしょうね。

 

3.丁寧すぎる生徒

 

 ノートにテキストの表を書き写したり、グラフを書き写したりする生徒もいます。

 

 また、ご丁寧にコピーしたものを貼り付ける生徒もいます。

 

 しかし、これらはほぼ何の効果もありません。

 

 むしろ、時間の無駄であり、それでいて妙な達成感を覚えてしまう厄介なもの。

 

 特徴を掴まないと次回に活かせないので、語句でまとめるとよいでしょう。

 

 具体的に言うと、わざわざ雨温図を写すのではなく、

 

 太平洋側…夏、降水量多い。雨温図が山型。

 

 本来はこれだけでいいのです。

 

 記号を多用して簡潔にまとめることが大切。

 

 ダラダラ書いても、劇団の脚本でもあるまいし、覚えられないでしょう。

 

4.色を多用する生徒

 

 カラフルにするのは楽しいかもしれませんが、これも効果なし。

 

 色を使う場合は色に意味を持たせなければなりません。

 

 例えば、赤=絶対覚える 青=間違えやすい など。

 

 そうするとコントロールできる色数は2~3色になると思います。

 

5.そもそもキレイなノートとは

 

 理想は授業ノートと、まとめノートを分けることですね。

 

 塾や学校の授業で板書を写すことが勉強だと勘違いしている生徒や、

 

 カラフルなノートがキレイなノートと勘違いしている人は時間の割に成績はさほど上がらない傾向にあります。

 

 授業ノートは板書事項以外の口頭説明もしっかりノートに写し(この時は汚い字でOK。情報量がポイント。ここでキレイなノートを作ろうとしている生徒は成績は伸びない。)、家でそれを清書してまとめるだけで立派な復習であり家庭学習なのです。

 

 そして、そもそもなんのためにノートをつくるのか。

 

 自分だけの参考書をつくるためです。

 

 目的意識がブレている人はスケッチのごとく、写すという作業を勉強だと勘違いしていることが多いものです。

 

夏休み中は午前中から自習室を開放していますが、目的意識を持って取り組めない生徒はやはりボ~っとしたり、学習漫画を読んで時間を過ごしていることが多いです。

 

親は目の前で遊ぶ子がいないから精神衛生上はよろしいでしょう。

 

子は逐一小言を言われないからシェルターのように自習室に来るのでしょう。

 

目的意識を持っている中学生は鬼気迫る後ろ姿で学習に黙々と取り組んでいますが、小学生たちは中学受験コースと言えどもフラフラ歩き回る生徒が多く見られます。

 

意味のある自習室利用ができるといいですね。

 

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