こんにちは。
塾長吉村は愛知県知事認可愛知県私塾協同組合の専務理事を務めています。
その関係で本日午前は金山の組合事務所にて会議を行っていました。
学校の先生は市邨中学校・高校、大成中学校、清林館高校の３校。
加えて学悠出版という教材会社さんがご参加。
いろいろなお話をお聞きすることができましたので、少々おすそ分け。
市邨中学校・高等学校さんでは、かなり入学者が増えたそうです。
中学校は80名超えて3クラス。高校も例年よりも３クラス増とのこと。
内わけでは推薦が多かったそうです。
毎年、受験者が増えているのは市邨高校のみならず、同レベルの私立高校は軒並み同様とのことで、どの学校もかなり絞らないといけない。（＝ボーダーを高くしないといけない）
それも、市邨高校では特進コースの受験者増が目立ったそうです。
確かに名古屋市内では私立高校人気が高まっていますので、もはや「滑り止め校」と安心できる学校は無くなってきたのかもしれませんね。
一方、大成高校の先生によると、入学生は募集定員より少し多いくらいで、特に推薦入試で入学する生徒が多かったそうです。
進学に力を入れるコースのため、部活動が少ないことが理由でラトナディア（中高一貫コース）への編入は減ったのではないか、と分析されていました。
中学校は予定通りだったそうですが、最後の最後で生徒さんが抜けた（他校へ進学）。
これは他校が追加合格を出したことによる影響が大きいのではないかと分析されていました。
さて、注目の清林館高校はかなり入学希望生が増えているようで、教室の確保が大変だそうです。
昨年度は合格を出し過ぎてしまったため、今年度は絞める年でした。
ボーダーが上がり、入学が難しくなっているということです。
さて、そうすると新設予定の中学校はどうなるかということですが、
多くの方が甘いといいますか、言葉を選ばず申し上げると「舐めている」のではないかと。
清林館中学校の設定難易度について、私は知っていますが、ここでは書けません！
ただ言えるのは、滑り止め校になるレベルではないですよ、ということです。
ある学校の先生がおっしゃっていました。
「大手学習塾も公立中高一貫校を煽っているが、結局はそんなに入学できるわけでもないし、なかなか受かるものでもないので、私立中学受験へ持っていく計画ではないか。」
確かにそうかもしれませんね。
公立中高一貫校受験については、多くの保護者様が私立中学受験よりはお金がかからないだろう、くらいに思っているかもしれませんが、下手したら、中学受験するよりお金がかかりますからね？
公立中高一貫校へ進学したら授業料は無償かもしれませんが、学習塾に通うことになれば、下手したら私立中学校の学費よりも高くなる可能性も大。
そんなわけで私は今のところ、公立中高一貫校にはあまり魅力を感じないのです。
ただ単に、年々減少している公立高校受験者の青田買いではないかと。
この地区では津島高校…。
当塾生が普通に合格していく高校です…。
それはそれとして、なかなかディープな話で盛り上がりました。
最後に学悠出版さんが言っていた言葉。
「愛知全県模試では、中３の第4回、第5回はマークシート形式を採用している。
入試の出題傾向が大きく変わったことにより、愛知全県模試の出題傾向も変わった。
たとえば、理科や社会でも一問一答では解けない問題が増えたこと。」
従来の勉強法では通用しないことを意識しなくてはいけないということです。
「理科社会は覚えるだけですよね？」
なんて言ったら、
「昭和か！？」
とツッコまれてしまう時代なのです。
今日も張り切っていきましょう！！
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