カバー上のメモ:Hidden Transcripts On BookCover(2) | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

本屋さんのレジでは「カバーはいりません」と言うことが多いが、メモ帳やノートの持ち合わせがない手ぶらのときにはカバーお願いしますと言ってしまう。

つまり、メモ帳として本を買う。

そういうブックカバーつきの本がずいぶんたまった。

そろそろ限界なので、カバー上のメモを拾遺して、

カバーをはずして整理することにした。



(表紙2側)

「素質で勝負しない/させない」


哲学堂公園―井上円了 アキバのルーツ中野

―キリスト


「ポートレート入れる」


「鎌倉・井上円了墓参ツアー」


(表紙4側)


「関係の発見 と 関係の絶対性」

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方法論的であって    共存在(mitsein) 

同時に存在學に及ぶ


cf.対角線の科学(ロジェ・カイヨワ)


「対(つい)と――――対発生/対消滅」




以上のメモが青ボールペンと鉛筆で書かれたカバーは、次の本を包んでいた。本文の53頁に付箋を付けているが、カバー上のメモは本の内容と直接の関係はない。



マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫)


著者が他界した2週間ほど後に出た文庫版第13刷。購入は4月に入ってから。


「関係の発見」は、編集工学の用語。メモには打合せ、つまり談話時に文字どおりメモったと見られる内容も散見する。


文庫に収められた二つは、1968年12月から正続含め1978年1月までに刊行された全著作集(勁草書房)に収載されたものを読んでいるが、文庫版になることで生まれる「リフレ―ミング」効果を、あらためて実感。


もう二度と「文庫版のための」あとがきや、まえがきは読めないと気づいて、しばし感傷的に。


ホールドアップ!とあなたは言った(仮題)を準備するためのメモになった。